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陸自オスプレイが初の共同演習=米海兵隊と、離島防衛想定―運用、より実践的に


 陸上自衛隊は15日、静岡県の東富士演習場で米海兵隊と共同で実施した水陸両用作戦演習を報道公開した。離島防衛を想定し、陸自木更津駐屯地の輸送機V22オスプレイ1機が専門部隊「水陸機動団」を輸送、展開する訓練を行った。  陸自のオスプレイが他の部隊と連携するのは初めて。2020年の配備開始後、試験飛行や操縦の習熟を重ね、より実践的な運用が可能と判断した。  オスプレイから降りた水機団の隊員は、最新式の20式小銃で武装し、展開して周囲の安全を確保。後続の米海兵隊のオスプレイ2機は誘導に従い確保された拠点に着陸し、30人超の海兵隊員が次々と降り立った。  水機団第1水陸機動連隊長の開雅史1等陸佐は「航続距離が長く速度も速いオスプレイの運用で、戦術的な可能性が広がる」と意義を強調。インド太平洋地域の有事即応が任務の第31海兵機動展開隊マイケル・ナコニジィー大佐は「同じ機体を使うことで、互いの隊員を乗せるなど相互運用性が高まる」と話した。   訓練は25日まで。日米計約1000人が参加し、陸自側の誘導で海兵隊のF35B戦闘機が支援攻撃に向かう火力誘導訓練なども初めて行う。東シナ海での中国の台頭を念頭に、日米の離島防衛部隊の連携を深め、抑止力の向上を狙う。  陸自のオスプレイは、水機団の展開支援が主な任務。木更津駐屯地から水機団が拠点を置く長崎県と地理的に近い佐賀空港への配備を目指し、調整を続けている。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕日米共同訓練に初参加した陸上自衛隊のオスプレイから降りる自衛隊員=15日午前、静岡県の東富士演習場(代表撮影) 〔写真説明〕日米共同訓練に初参加した陸上自衛隊のオスプレイから降りる自衛隊員=15日午前、静岡県の東富士演習場(代表撮影) 〔写真説明〕日米共同訓練で記者会見する陸上自衛隊の開雅史1等陸佐(中央)と米海兵隊のマイケル・ナコニジィー大佐(右)=15日午前、静岡県の東富士演習場(代表撮影)
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