アサンジ被告の上告退ける＝米移送で英最高裁

　【ロンドン時事】英最高裁は１４日、同国で拘束されている内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ被告（５０）について、米国への身柄引き渡しをめぐる上告を退ける判断を下した。高裁に相当する高等法院が昨年１２月に米国移送を認めたが、被告が不服として上告の手続きを取っていた。 　最高裁は、アサンジ被告の上告に関して「法律的論拠」が示されなかったと指摘した。今後、実際に米国へ引き渡すかどうかはパテル内相が最終的に判断する。移送阻止で法廷闘争を続けてきた被告にとって、最高裁判断は「深刻な打撃」（ＢＢＣ放送）だ。　【時事通信社】 〔写真説明〕「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ被告＝２０１７年５月、ロンドン（ＡＦＰ時事）