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原発攻撃「世界の脅威」=空爆阻止へ「日本も声を」―チェルノブイリ博物館の副館長


 ウクライナの首都キエフにある国立チェルノブイリ博物館の副館長アンナ・コロレフスカさん(63)が6日、時事通信のオンライン取材に応じた。ロシア軍の原発制圧を非難した上で「原発が攻撃されれば、全世界の脅威となる」と警鐘を鳴らした。  コロレフスカさんは「(原発事故を経験した)日本人は誰よりもこの意味を理解している」と強調。地上からの攻撃に加えて空爆も阻止するため、ウクライナ上空の飛行禁止区域の設定が必要だとし、日本も国際社会で声を上げるよう訴えた。  1986年のチェルノブイリ原発事故の記憶を伝える博物館は、92年の開館から今年で30年を迎える。2011年の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故以降、日本との交流事業にも力を入れてきた。  家族とキエフにとどまっているというコロレフスカさんは、最近も「家から400メートル離れた場所でミサイルが爆発した」と明かす。「(ロシア軍は)銃弾や砲弾を民間人に撃ち込んでいる。子連れで道を歩く母親たちを守らねばならない」。北大西洋条約機構(NATO)はロシアとの衝突を恐れて飛行禁止区域の設定に否定的だが、「ウクライナ上空を封鎖しなければならない。子供の頭上に爆弾が落ちないことが必要だ」と話す。  ロシア軍が南東部のザポロジエ原発を攻撃して占拠したことに関しては、「テロリスト(ロシア軍)に制圧された」と述べ、核による大惨事に発展しかねないと危機感をあらわにした。  「光は闇に勝つ」と信じ、ウクライナ軍や、丸腰で戦車の前進を阻んでいるとされる住民に信頼を寄せるコロレフスカさん。子供を含む多くの命が失われていることに「涙を流している」とも吐露した。 【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナ国立チェルノブイリ博物館の副館長アンナ・コロレフスカさん=2012年2月、キエフ
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