３年ぶり「都をどり」の衣装披露＝京都市〔地域〕

　京都市の花街・祇園甲部の芸妓（げいこ）や舞妓（まいこ）らの舞踊公演「都をどり」が、４月１日から２４日まで３年ぶりに南座で開かれることになり、稽古場の八坂倶楽部で色とりどりの華やかな衣装が披露された。 　「都をどり」は１８７２年に開始。２０２０～２１年は新型コロナウイルスのため中止され、今回は令和初の開催となる。このため、宮廷文化に思いをはせるとともに、コロナ禍の収束を願い、「泰平祈令和花模様（たいへいのいのりれいわはなもよう）」と題し、全８景で構成。都をどり初舞台の舞妓１５人を含む９０人が出演する。 　１９年に舞妓になったまめ彩さん（１８）は「３年目でやっと初舞台を踏め、ほっとしている。祇園甲部はすごいな、春が来たなと思ってほしい」と話していた。　（了）【時事通信社】