漫談家の松鶴家千とせさん死去、８４歳＝「わかるかなぁ」で人気

　「わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ」の流行語を生んだ漫談家の松鶴家千とせ（しょかくや・ちとせ、本名小谷津英雄＝こやつ・ひでお）さんが１７日午前１０時４分、心不全のため東京都内の病院で死去した。８４歳だった。福島県出身。葬儀は近親者で営む。喪主は長男英之（ひでゆき）さん。 　中国東北部（旧満州）で生まれ、福島県で育った。歌手を目指して上京し、漫才や司会業などを手掛けながら、１９６７年から千とせ流家元三代目・松鶴家千とせとして活動した。 　アフロヘアとサングラススタイルで繰り出す漫談「わかるかなぁ」のフレーズで人気を呼んだ。同フレーズを織り込んだシングル「わかんねェだろうナ（夕やけこやけ）」も大ヒットした。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕松鶴家千とせさん（公式ホームページより）