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2022年、J1戦力分析(上)


 明治安田J1リーグは18日に3連覇を狙う川崎とF東京が対戦し、30年目のシーズンが開幕する。今季は本来の18チームに戻り、ワールドカップ(W杯)カタール大会を控えるため通常より早い11月5日に最終節を迎える。18チームの戦力や課題を分析する。  ◇カギは仲川、宮市  【横浜M】昨季、総得点では優勝した川崎を上回ったが、得点王の前田や中盤の要だった扇原が抜けた穴をどう埋めるか。ブラジル人中心の攻撃陣にはJ1で実績十分のアンデルソンロペスが加入。スピードのある2019年得点王の仲川、欧州経験のある宮市が本領を発揮すれば、サイドからの攻撃は迫力を増す。  チアゴマルチンスが抜けたDFラインは鳥栖からエドゥアルドを獲得。サイドバックも顔触れは悪くない。ただ、試合の流れを変えられる天野や杉本が移籍し、控え選手の層に不安が残る。ACLがある過密日程で、昨夏から指揮を執るマスカット監督のマネジメント力が問われる。  ◇「教え子」補強、層に厚み  【京都】12年ぶりとなるJ1挑戦。まずは残留が目標となるが、上位進出へ向け、就任1年目でチームを昇格に導いた※貴裁監督の采配が注目される。(※恵の心が日)  MF松田をはじめ、昨季の主力はほぼ残留した。積極的に行った補強は、※監督のかつての教え子たちが軸となり、流通経大で指導した大型DFアピアタウィアを仙台から獲得。FW山崎、MF金子は湘南監督時代の選手だ。GKには東京五輪ニュージーランド代表ウッドが加入する。  層が厚くなった布陣で、監督の掲げる「攻撃的サッカー」をJ1でどこまで具現化できるかが、躍進のポイントとなりそうだ。  ◇守備陣の底上げを  【柏】主力の流出が相次いだ昨季は、リーグ戦15位で何とか降格は免れた。引き続きネルシーニョ監督が率いる今季は補強の面で心もとなさもあり、攻守ともこれまでの戦力がベースとなる。  攻撃陣はクリスティアーノ、瀬川が移籍した穴は大きいが、清水などで実績のあるFWドウグラスの獲得は好材料。スピードが武器の小屋松、中村の両MFも加わり、戦術の幅は広がりそうだ。  昨季は残留したチームではワーストの56失点を喫した。立て直しが必須の守備陣ではあるが、目立った底上げはなかった。若手には体格に優れる18歳のDF田中ら有望株がおり、育成との両立もカギとなる。  ◇長谷川体制、得点力向上を  【名古屋】堅守を軸に昨季はルヴァン杯を初制覇したが、リーグ戦では得点力不足が響き5位。フィッカデンティ体制の後を継いだ長谷川新監督は「ストロングはそのまま、シンプルにゴールを目指す」と話す。  サイド頼みだった攻撃パターンを増やすため、新体制では全員に前への意識を徹底。リーグ優勝に向け、昨季の44得点(38試合)から、今季は50得点(34試合)を最低ラインに掲げる。  前田や米本が抜けた穴はレオシルバらの補強でカバーできそう。懸案は点取り屋シュビルツォク。ドーピング違反で暫定的な資格停止処分となっており、新加入の酒井に期待が懸かる。  ◇未知数多い  【鳥栖】パワーハラスメント行為が認定された金明輝前監督が退任し、7位に入った昨季の主力は流出。ボールを保持する攻撃的な戦術を掲げる川井監督もJ1初采配で、未知数な部分が多い。  顔ぶれがほとんど変わった前線は、ともに昨季徳島で主力を担った垣田と宮代を得点源としたい。重視するサイド攻撃は、小野、中野嘉らの個人技を生かせるか。守備の柱だったエドゥアルドの穴埋めも簡単ではない。  毎年のように選手を引き抜かれながらも下部組織からの昇格や若手の抜てきで補い、J1で11年目を迎えた。期限付き加入の19歳西川、大学出ルーキー6人らの台頭に今季も期待したい。  ◇攻撃力で残留狙う  【磐田】J2優勝の昨季はリーグ最多の総得点をマーク。3年ぶりとなるJ1は、強みを生かした攻撃的なサッカーで、まずは残留を狙う。  昨季J2得点王のルキアンの退団は痛いが、杉本やジャーメインが加入。昨季までJ2甲府を率いた伊藤新監督は「チームで構築して点を取る」とストライカーに頼らない戦術を掲げる。もっとも、元日本代表の杉本は「15点は取りたい」と意欲的だ。  昨季35試合に出場し、昇格に貢献した42歳の遠藤は完全移籍で残留。自身2年ぶりにJ1で戦う。守備が課題なだけに、新加入の東京五輪ブラジル代表DFリカルドグラッサは楽しみな存在だ。(了) 【時事通信社】
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