日本、生かした４年前の経験＝研磨された石に適応〔五輪・カーリング〕

　日本が中国に圧勝した。この日はリード吉田夕とセカンド鈴木のショットが特に安定しており、スキップの藤沢は「追い込まれない楽なショットを投げさせてもらっていた」。粗さが目立つ中国を相手に堅実にストーンを並べてじわじわと追い込み、さらにミスを重ねさせた。 　前夜にストーンが研磨されたという情報が入り、吉田夕は「大会初日のつもりでしっかりアイスに向き合うことに集中した」と言う。前回の平昌五輪では石が研磨された後に調子を崩して苦戦した経験があっただけに、サードの吉田知は「４年前の私たちがこの勝ちをプレゼントしてくれたのかな。あれもいい経験だったと思う」と笑顔で振り返った。（時事） 【時事通信社】 〔写真説明〕カーリング女子１次リーグの中国戦、第３エンドを終えて逆転し、笑顔を見せる吉田知（左から２人目）ら＝１４日、北京 〔写真説明〕カーリング女子１次リーグの中国戦、指示を出す藤沢（中央）＝１４日、北京