伝統文化の「ほんまもん」体験＝京都市〔地域〕

　京都が誇る伝統文化や伝統芸能を親しんでもらうため、舞妓（まいこ）の舞踊など「ほんまもん」を体験する行事が、このほど京都市内で開かれた。同市の小中学生と保護者の計６８人が参加し、本物の素晴らしさを肌で感じていた。 　京都にある五花街の一つ、宮川町の舞妓のとし菜穂さんと、芸妓（げいこ）の千賀遥さんがそれぞれ華麗な舞を披露し、参加者を魅了した。その後、子どもたちは「稽古で一番苦労したことは何ですか」などと質問。お座敷遊びも楽しんだ。 　さらに狂言や箏曲、生け花を鑑賞し、京扇子の絵付けにも挑戦した。主催した京都伝統伎芸振興財団の糟谷範子専務理事は「日本の伝統文化に親しみ、それを自分の言葉で海外や文化の異なる人に説明できるようになってほしい」と述べた。　（了）【時事通信社】