張心治さんがプロ入り＝張栩九段次女、現役最年少―囲碁

　囲碁の女流棋士採用試験が２９日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、小学６年の張心治さん（１２）が４月１日付でプロ（初段）入りすることが決まった。現在中学１年の仲邑菫二段（１２）に代わって、張さんが現役最年少となる。 　張さんの父親は多数のタイトル獲得の実績を持つ張栩九段（４２）。母の小林泉美七段（４４）、姉の張心澄初段（１５）を含む一家４人全員がプロとなる。試験終了後、取材に応じた張さんは「目標は父です。もっと強くなりたい」と語った。 　張さんの祖父は小林光一名誉棋聖（６９）、祖母は故小林礼子七段。「木谷道場」で数々の名棋士を育てた故木谷実九段は曽祖父に当たる。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕プロ棋士になることが決まり、笑顔で質問に答える張心治さん＝２９日午後、東京都千代田区 〔写真説明〕プロ棋士になることが決まった張心治さん（中央）と父・張栩九段（左）、母・小林泉美七段＝２９日午後、東京都千代田区