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コロナ飲み薬、国内初承認へ=軽症向け、来週から使用開始―医療負担軽減に期待・厚労省


 厚生労働省は24日、薬事・食品衛生審議会の専門部会を開き、米製薬大手メルクなどが開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「モルヌピラビル」の承認可否を審議する。了承される見通しで、厚労省は同日中にも緊急時に審査を簡略化できる「特例承認」で対応する。新型コロナの飲み薬としては国内初の承認となる。  自宅で服用できる軽症者向け治療薬の普及で、患者や医療機関の負担軽減が期待される。同薬は、国内で市中感染が確認された変異株「オミクロン株」にも効果があるとされる。政府は承認され次第、今週末に20万人分を全国へ配送、来週から使用できるよう体制を整える。  モルヌピラビルは、ウイルスの増殖を防ぐ働きをする抗ウイルス薬。メルクと米バイオ医薬品企業リッジバック・バイオセラピューティクスが共同開発した。国内では3日に承認申請されていた。  メルクによると、重症化リスクのある軽症から中等症の患者を対象とした臨床試験(治験)では、発症5日以内に1日2回投与したところ、入院や死亡のリスクを約30%下げる効果があった。  海外では、英国が11月に世界で初めて承認。米国や欧州連合(EU)も緊急使用を認める判断をした。一方、フランスは治験結果を不十分として同薬の発注を取り消した。  飲み薬をめぐっては、政府はメルクとの間で同薬の160万人分の供給で合意。米ファイザー製も200万人分の供給で基本合意している。国内では塩野義製薬が開発を進めている。  国内では現在、酸素吸入が必要な中等症や重症患者向けの薬や、病院での管理が必要な点滴薬などの新型コロナ治療薬が使用されている。(了)【時事通信社】
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