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がん10年生存率60.2%=小児白血病など初集計―国立センター


 国立がん研究センターは24日、2009年にがんと診断された患者約29万人の10年後の生存率が60.2%だったと発表した。10年生存率としては国内最大規模の集計で、前回(08年診断)より0.8ポイント上昇し、他の集計を含めても改善傾向が続く。今回は小児白血病などの5年生存率も初集計した。  同センターは、がん診療連携拠点病院など全国281施設の計29万3860人について、がん以外の死因の影響を除いて生存率を算出した。部位別では前立腺が最も高い100.0%で、他は乳87.8%、子宮頸(けい)70.5%、大腸67.5%などだった。膵臓(すいぞう)が最も低い6.7%だった。  同センターの若尾文彦・事業統括は「10年生存率は12年前にがんと診断された患者の数字だ。その後の医療の進歩もあり、すべての患者には当てはまらないが、参考になれば」と話した。   13~14年に437施設で診断を受けた87万5381人の5年生存率は67.5%となり、前回(12~13年診断)より0.2ポイント改善した。5年生存率では、0~14歳の小児がんも初集計した。小児がんは血液や骨にできることが多く、白血病は88.0%、脳腫瘍は74.6%などとなった。「AYA世代」と呼ばれる15~39歳の若年層のがんも初集計し、白血病75.0%、乳がん90.0%などとなった。  ◇主ながんの生存率(国立がん研究センターの資料より、単位%)          5年     10年 全部位      67.5   60.2 胃        72.4   66.8 大腸       72.5   67.5 肝細胞      45.5   22.8 肝内胆管     20.6   10.4 肺(非小細胞)  47.7   35.0 乳(女性)    92.2   87.8 食道       47.7   34.2 膵臓(すいぞう) 12.5    6.7 前立腺      98.4  100.0 子宮頸(けい)  75.1   70.5 子宮体      84.2   83.0 ぼうこう     66.2   62.4 腎臓       82.7   73.7 卵巣       63.7   53.9 白血病(小児)  88.0     ― 脳腫瘍(同)   74.6     ―  *5年生存率は2013~14年、10年生存率は09年にがんと診断された人。―は調査対象外(了)【時事通信社】
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