前園長ら書類送検＝園児熱中症死、業過致死疑い―福岡県警

　福岡県中間市の私立双葉保育園で７月、園児の倉掛冬生ちゃん（５）が送迎バス内に取り残され、熱中症で死亡した事件で、県警は１７日、業務上過失致死容疑で前園長の女性（４４）ら４人を書類送検した。 　送検容疑は７月２９日、送迎バスから園児を降ろす際に確認を怠った結果、冬生ちゃんを車内に残したままバスを施錠し、熱中症で死亡させた疑い。　 　県警によると、当日は前園長が１人でバスを運行し、冬生ちゃんが車内にいることに気付かず施錠したという。 　県警が閉め切ったバス内の温度を計測する再現実験を行った結果、温度は最高で５０度を超えた。 　県はこれまで、児童福祉法などに基づき、園側に対し２回の改善勧告を行っている。（了）【時事通信社】