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盗まれた神像、米美術館から元の寺院に ネパール


【カトマンズAFP=時事】ネパールの首都カトマンズで4日、1984年に寺院から盗まれ、米国から返還されていたヒンズー教の神像が、元の場所に安置された。(写真はネパールの首都カトマンズ郊外で、返還された石像をみこしで運ぶ人) 安置されたのはヒンズー教の神ラクシュミーとナラヤンが一体化した石像で、12~15世紀に作られたもの。ネパールと米国当局などの数か月に及ぶ調査を経て、今年3月に米テキサス州のダラス美術館と米連邦捜査局(FBI)によってネパールに返還された。 盗難から6年後、収集家が貸し出し、ダラス美術館に展示されたことで所在が判明した。 僧侶がお経を唱え、地元市民が伝統音楽を演奏する中、マリーゴールドの花で飾られたみこしに乗せられた石像が寺院に到着。像は台座に戻され、それまで代わりに安置されていたレプリカはその横に移された。 ネパール遺産回収キャンペーン(NHRC)のディレンドラ・ラージ・シュレスタ氏によると、像を守るため、寺院にはレーザーセンサーと監視カメラが設置された。 ネパールにはヒンズー教と仏教の寺院が数多く存在する。数百年前に作られた彫刻や絵画、飾り窓、扉は1950年代以降、盗難に遭ったものも多い。その大半は、わいろを受け取った公務員の助けを得て盗まれたもので、欧米のアート市場に流れた。 今年だけで6点の美術品がネパールに返還された。当局は、フランス、米国、英国にさらなる返還を求めていく方針。【翻訳編集AFPBBNews】〔AFP=時事〕(2021/12/08-12:24)
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