フィリピン大統領選、届け出開始＝英雄パッキャオ氏が先陣

　【マニラ時事】来年５月に行われるフィリピン大統領選の立候補届け出が１日始まり、マニー・パッキャオ上院議員（４２）が先陣を切って届け出た。ボクシングで世界６階級を制した英雄パッキャオ氏は「国民から搾取している者たちよ、お前たちの余命は残り少ない」と語り、汚職対策に注力する姿勢を強調した。 　届け出期間は８日まで。他にマニラ市のイスコ・モレノ市長（４６）やラクソン上院議員（７３）が出馬を表明。ロブレド副大統領ら複数が検討している。現職ドゥテルテ大統領の長女でダバオ市のサラ市長（４３）も動向が注目されているが、９月に「国政には出ない。出るのは父か私のうち１人だけと合意している」と明言した。　【時事通信社】 〔写真説明〕１日、マニラで、フィリピン大統領選に立候補を届け出たマニー・パッキャオ上院議員（フィリピン外国特派員協会提供）