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専門家が指南!野菜好きな子どもに育てる「ベジトレ」とは



近年、学校における給食の「残食率」の高さが問題になっています。中でも、子どもたちの多くが苦手とする「野菜」については、残食が目立つ食材であり、家庭においても適切な食育が求められています。
そこで、生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、子どもを野菜好きにするためのトレーニング=「ベジトレ」をテーマにレポート。
あわせて、専門家に聞く家庭における「ベジトレ」のポイントについてもご紹介します。

残食率が多い給食「野菜メニュー」が1位 
給食のある学校において担任・副担任を務める小学校教員300名を対象に「学校給食において食べ残しが多い献立・食材」を質問したところ、「野菜のメニュー」が85%で最多に。
また、教員達からは「近年は、家庭での食育が不足していると思う」(92%)、「小学校入学のタイミングで、野菜が嫌いな子どもは、その後の克服が難しいと思う」(74%)などの声も多くあがっており、学校だけではなく家庭でのトレーニングを望む教員の実態が浮き彫りとなりました。

「何をすれば良いかわからない」母親も8割超え
一方で、母親たちも子どもの野菜嫌い克服に頭を悩ませているようです。
小学校入学前(3~5歳)の子どもがいる母親300名に「現在、お子様には嫌いな野菜がありますか?」と聞いたところ、全員が「ある」と回答した中、「小学校にあがる前に、子どもが嫌いな野菜を克服できそうだと思う」と答えた母親は半数未満(48%)にとどまり、「思わない」(52%)という回答が多数派に。
また、「子どもの野菜嫌い克服のために、何をすれば良いかわからない」母親も83%となりました。

苦手意識を持っているポイントの見極めとフォローが重要
こうした背景をふまえて、今回は子どもの食育事情に詳しい、栄養士・料理研究家・食コンサルタントの浜田陽子先生に、家庭における「ベジトレ」のポイントについてお話をお伺いしました。
「生の野菜でうまくいかない場合は、野菜ジュースを使うのもおすすめです。もちろん生の野菜を食べられるようになるのが本当の克服ではありますが、『口に入れた』という実感を持たせるためのファーストステップとしては有効と言えるでしょう」(浜田先生)
また、野菜ジュースをそのまま飲むのも難しいようであれば、料理に使ってみるのもいいそうです。このときのポイントは、「この料理に野菜ジュースが入っていたんだよ」ときちんと子どもに教えること。子ども自身に「この料理には野菜ジュースが入っていて、自分の口に入った」ということを理解させることが、成功体験へとつながり、野菜嫌い克服への第一歩になるのだとか。
お子さまが野菜嫌いで困っているという方、あきらめずに野菜ジュースの活用を試してみてくださいね。

【参考】
※トレンド総研
http://www.trendsoken.com/


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