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博報堂DYグループの書籍発売記念!社会課題・クリエイティビティをテーマにしたトークセッションを開催


株式会社博報堂は、博報堂DYグループの携わった様々な事例からクリエイティビティによる社会課題解決の手法と実現した内容、関係者のインタビューなどを盛り込んだ書籍「答えのない時代の教科書 社会課題とクリエイティビティ」を、8月31日より発売中。

それを記念したトークセッション「答えのない時代について話そう 社会課題とクリエイティビティ」を、都内の博報堂旧本社跡地にある「HASSO CAFFÈ with PRONTO」にて開催しました。

 

博報堂が書籍発売記念トークセッション「答えのない時代について話そう 社会課題とクリエイティビティ」開催

 

書籍「答えのない時代の教科書 社会課題とクリエイティビティ」とは

本書は、博報堂グループの博報堂ソーシャル・クリエイティブ・プロジェクトが出版した、博報堂チームが挑んだ(現在挑戦中の事例も存在)11の事例を紹介する書籍。

担当者への細かなインタビューによって解説・紹介した事例には、少子高齢化・過疎化・社会の分断・環境問題といった社会課題大国と言われ続けている日本において、それら課題解決に向けた新たな視点として「クリエイティビティの可能性」を提示。

また、私たち一人ひとりの身近にある社会課題に対し、どのように向き合っていくかのヒントが詰まっている一冊。

本書「答えのない時代の教科書 社会課題とクリエイティビティ」は8月31日から発売されています。

 

書籍発売記念トークセッション「答えのない時代について話そう 社会課題とクリエイティビティ」開催

本イベントは、都内の博報堂旧本社跡地にある「HASSO CAFFÈ with PRONTO」で開催。

一般参加者30名を定員としたイベントでしたが座席は満席で、さらに殆どの方が若い方ばかり。メモなどを手にして、真剣に話を聞きに来ていることが分かります。

トークセッションは2部構成で、第1部「これからの社会課題解決に、なぜクリエイティビティが必要なのか?」では、「WIRED」日本版のエディター・アット・ラージを務める小谷知也氏と、博報堂でエグゼクティブクリエイティブディレクターを務める近山知史氏が登壇されました。

お2人は本書内で取り上げられた事例を元にトークを展開。

博報堂では4月から官民共創による社会課題解決について取り組まれていることを挙げ、

「これまでは会社や役職、所属を背負って社会課題解決を考えてきていましたが、これからはそうではなく、同じ“生活者”という目線が大切になってくるんです。」

とコメント。

書籍にも事例として掲載している、富山県・朝日町と博報堂が連携した交通サービス「ノッカル」という事例を挙げ、

「地域の45%が高齢者で、富山県で初の消滅可能性都市として指定された朝日町。“高齢で免許返納などをすると、出かけるための高齢者の足が無くなってしまう”といった問題があります。この事例は個人・企業・朝日町・博報堂の思いが上手に繋がった事例だったんじゃないかなと思います。」

と解説されていました。

「地方の交通の便」を例に取っても、ライドシェアなどの都市の倫理・システムを持っていっても上手くいかず、むしろ地域の零細タクシーや交通機関が駆逐される事態となる。

さらにライドシェアが「採算が取れない」と撤退してしまったら、その地から全てが無くなってしまうと語り「生活者が自走する仕組みが大切だ」とコメントされていました。

 

第2部は三井物産と博報堂による脱炭素化について

第2部では、三井物産株式会社 エネルギーソリューション本部 Sustainability Impact 事業部 新事業開発室室⻑を務める生澤一哲氏と、株式会社博報堂 執行役員/博報堂ケトル 取締役 クリエイティブディレクター/編集者の嶋浩一郎氏が登壇。

第2部でも引き続き書籍内の事例について語られた後、三井物産と博報堂グループの新規事業開発組織「ミライの事業室」が共同プロジェクトとして2022年にスタートしたEarth hacks株式会社のサービスを取り上げました。

本取り組みは脱炭素に関心がある方や、まだよく分からないという方にも身近に感じてもらえるよう始めたサービスで、二酸化炭素相当量が従来製品と比較してどれくらいの削減率になっているかをパーセント表示してくれる「デカボスコア」を企業・団体に提供。

作る工程を見直してもらったり、子供のおもちゃなどを再利用するアップサイクル、昔使った素材を使いなおしたりすることで、既存製品と比べて二酸化炭素相当量を削減した商品を展開。それぞれの商品には削減量を可視化することで、一般消費者にも分かりやすく表示。

削減量を数値化することで色々なことが出来るようになっていくと話され、

「サステナブルでない商品は世の中で無くなりつつある中、どうしても一社だけでは始めづらい中で、私たちが仲間となる企業を増やす取り組みを行うことで、参加してくれる企業も増加しています。」

とコメントされました。

また、社会課題やサステナブルを全面に押し出さず、しっかりと消費者のニーズに沿ったものである必要があるとも話されており、

「あまり社会課題を全面に押し出さず、欲しい・カッコいいといった欲望を押し出し、その裏にサステナブルがあるというのが良い例ですよね。しっかり欲望を捉えていないと企画は上手くいきませんし、見えない人の欲望を捉えるのがクリエイティブの力だと思います。」

とコメント。社会課題も伴うのは当然として「欲しい」といった欲望を叶えることが重要なのだと解説してくれました。

 

HASSO CAFFÈでお得になるフードロス削減キャンペーンも実施

「HASSO CAFFÈ with PRONTO(以下、HASSO CAFFÈ)」は、新しい発想が生まれるカフェとしてプロントコーポレーションとコラボレーションし、2015年5月にテラススクエアにてオープンしたカフェ。

テラススクエアの一部は1930年に完工した博報堂の旧本社を復元しており、今回のトークセッションイベントもこちらで開催されました。

このHASSO CAFFÈでは書籍や事例の展示を期間限定で行うほか「パーティーフードロス削減宣言!キャンペーン」と題したフードロス削減のためのキャンペーンを実施するそう。

食べきれずに余ってしまうパーティープランの料理を「全て食べ切る」と宣言し、当日本当に完食した場合に会計金額から10%オフとなるもの。

また、通常よりも少ない量で提供する「頼みすぎない」宣言をすると会計金額から10%オフとなる2種類を、2024年3月30日まで開催します。

どちらも宣言を達成をした場合、10%オフと一緒に書籍が1冊プレゼントされるそう。

パーティープランはバラエティコース(3,500円)とスタンダードコース(2,800円)となっているので、ぜひHASSO CAFFÈでパーティープランを頼む際は、本キャンペーンを利用してみてください。

住所:東京都千代田区神田錦町三丁目22番 テラススクエア1F
電話番号:03-6273-7775
営業時間:
・平日 7時〜19時(FOOD L.O 18時 / DRINK L.O 18時30分)
・土曜 12時〜17時(FOOD L.O 16時 / DRINK L.O 16時30分)
・定休日 日曜・祝日

URL:https://www.hakuhodo.co.jp/hassocaffe/

 

書籍情報

●「答えのない時代の教科書 社会課題とクリエイティビティ」

発売日:8月31日より発売中
定価:1,620円
編集協力:『WIRED』日本版
仕様:単行本(ソフトカバー) 220ページ
発行:コンデナスト・ジャパン
発売:プレジデント社
Amazonリンク:https://amzn.asia/d/9j3XSFQ

 

博報堂DYグループがこれまで取り組んできた社会課題解決の事例を取り上げた本書。その地域に住む方の思いや関係者の思い、そして課題解決に向けた取り組み内容など、非常に面白くためになる内容となっています。

興味がある方は是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。

書籍情報:https://www.hakuhodo.co.jp/news/info/105632/
博報堂:https://www.hakuhodo.co.jp/

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