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若者離れと就業者減少対策に!一建設株式会社が高校生を対象にした現場見学・住宅設計体験会を開催


私たちが暮らす「家」を建てているのは建設業の方々です。しかし、その建設業界も高齢化が進み、就業者が減っていることも相まって年々就業者数は減少傾向にあります。

「“ちょうどいい”家」にこだわって年間46,000戸以上の住宅を供給する、飯田グループホールディングスの中核企業である一建設株式会社は、この現状を打開するための試みの一環として、兵庫県立兵庫工業高等学校建築科の生徒を対象にした「建築現場見学会」と「住宅設計体験会」を2023年7月12日に開催しました。

 

一建設が兵庫工業高等学校建築科の生徒を対象に現場見学・住宅設計体験会を実施

 

建設業は就業人口減少が深刻化している

住宅を建てているのは建設業者の方たちがいるからこそ、私たちは快適な住宅で毎日を過ごすことが出来ていますよね。

しかし、様々な要因から建設業界への就業者数は減少しており、それに伴って認可業者数も減少傾向となっています。

国土交通省によると令和3年時点で、認可業者数は約47万5,000業者、就業者数は約485万人。一見すると多いように見えますが、認可業者数はピーク時に約60万1,000業者(1995年)、就業者数もピーク時は約685万人(1993年)いたそう。

認可業者数は約20%、就業者数に至っては約30%も減少。2025年には建設業界の労働者が約90万人も不足するとも言われていて、これは「2025年問題」とも呼ばれています。

就業者が不足する理由はいくつかありますが、建設業界への悪いイメージが拡大してしまっていることが大きな要因と言えるでしょう。

建設業は住宅を建てる都合上、屋外・高所での作業を行う必要があるほか、建材や機材を扱うため「危険な作業」「過酷な労働環境」といった悪いイメージが先立ってしまっているのです。

しかし、これは建設業界の実情や実際の現場を知らない方が抱くイメージ。実際の現場では安全第一という言葉もあるように、怪我・事故が無いように最大限配慮しているほか、夏の炎天下等では水分補給なども頻繁にするように指導している等、徹底的に配慮されています。

この度一建設が実施した見学会は、将来の建築・建設業界を担う建築科の高校生を対象として、実際に建築現場や住宅設計について「見て・体感してもらう」ことで、新たな発見や気づきを得てもらうことを目的として実施されました。

 

高校生たちが建築現場を見学

今回の見学・体験会に参加した兵庫工業高等学校建築科の生徒たちは、建築現場の見学と住宅設計の体験を行いました。

参加した生徒たちが見学会で訪れたのは、兵庫県小野市で一建設が建築中の現場。

この「建築現場の見学会」では、造成工事や基礎工事・躯体工事などの見学をはじめ、現場監督や社員大工が高校生からの疑問に答える質疑応答も実施。

また、一建設の社員大工を務める北村伍誠さんが、プレカット材にビスを打つ実演も行いました。

実際に建築中の現場を見学するということで、学生たちには実際に使用する機材や工事方法等も紹介。熱心に観察したりメモを取る等、その表情は真剣そのもの。

一建設の方々も将来の後輩たちに向けて熱心に説明されており、非常に意義のある形で午前中の現場見学は終了しました。

 

実際に図面を書いてみよう!住宅設計体験会も実施

休憩を挟み、午後は屋内で「住宅設計体験会」も実施。

こちらでは建築基準法や条例を遵守しつつ、建築主の思い描く住宅を現場の施工者と共に形にしていく「設計者」の仕事を体感する内容となっていました。

建築主にとっては人生で1番大きな買い物となるであろう住宅。

設計者は建築主のイメージや建てる際の予算等に基づいて、親身になって寄り添い設計を行う「プロデューサー」のような役割だと語り、その説明を聞いた生徒たちも納得の表情を浮かべていました。

また、設計者は建設に伴って多数の図面を作成するのだと一建設の方は説明。

建築主の考える要望を計画し検討する図面(エスキース図等)、建築主へのプレゼンテーションをはじめ、役所などの所轄団体や組織に建築確認許可のためや工事を始めるための図面(平面図等)、そして実際に現場で家を造るための図面を日夜作成しているのだそう。

設計士や図面作成の流れの説明の後は、一建設の社員によるCADを使った住宅設計を実演。

その後は今回は実際に生徒達が作図用方眼紙を使い、自分の住みたい家の住宅図面を作成しました。

参加した兵庫工業高等学校の生徒たちは、

「大工さんが専用の工具を使って、木材にビスを打ち込む様子を間近で見ることができ、感動しました。」
「CADを操作して、住宅図面をあっという間に書き上げている様子が印象に残っています。住宅図面を書くのは初めての経験だったので難しかったです。」

とコメント。

実際に体験したことで初めて知ったことも多かった様子で、1日を通して有意義な時間となっていたようです。

 

実施内容

●日時:2023年7月12日

●場所:
・建築現場見学会 一建設の住宅現場(兵庫県小野市垂井町)
・住宅設計体験会 一建設明石営業所(兵庫県明石市小久保2-7-1西明石パークプラッツⅡ)

●内容:開催の挨拶・現場見学・CADを使った住宅設計の実演・高校生による住宅図面の作成等

●参加者:
兵庫県立兵庫工業高等学校 建築科2学年 生徒35名
一建設株式会社 取締役 上原 正和
一建設株式会社 西日本工事統括本部 近畿工事統括部 部長 新本 晃久
一建設株式会社 生産管理本部 人材開発部 部長 菊地 修一
一建設株式会社 生産管理本部 人材開発部 大工技能課 北村 伍誠
一建設株式会社 生産管理本部 設計部 部長 多田 和志
一建設株式会社 西日本第2戸建事業本部 近畿第1事業部 姫路営業所 所長 玉置 大輔

 

建設業にとって非常に大きな課題となっている就業者の減少問題。

一建設が実施した取り組みは、若い世代の建設業への興味・関心を抱かせるだけでなく、建設業界に対する悪いイメージを払拭することが出来る施策と言えるでしょう。

今回の取り組みを知って一建設に興味を持ったという方は、ぜひ公式サイト等で詳細をご確認ください。

一建設:https://www.hajime-kensetsu.co.jp/

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