先週末は漫画家・コラムニストの渋谷直角さんと関西へ。9月16日に公開される渋谷直角さん原作映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』のプロモーション活動の一環として、京都と大阪でトークショーをおこなうために。

 

 20代の頃に住んでいた京都はたくさんの友人が暮らし、馴染みの店も多い。会いたい人がいる街は、訪れる数日前から、そわそわと心が浮き立つ。そんな気持ちを鎮めるように、手みやげの手配。あの人にはこれ、あの人にはあれと、友人の顔を思い浮かべながら取り寄せしたり買い物を済ませる。

 

 『京都・東京 甘い架け橋~お菓子で綴る12か月の往復書簡~』(淡交社)の共著者でもある奥野美穂子さんは、河原町三条の「六曜社地下店」でウェイトレスをしている。名物のドーナツを作っているのも美穂子さんで、ずっと前からかっこいいなと憧れるすてきな女性。美穂子さんと、美穂子さんの夫で六曜社地下店のマスター・奥野修さんには、「ペリカン」の食パンを買っていった。

 

 河原町丸太町で雑貨店「Kit」を営む友人には、広島から取り寄せた「長崎堂」のバターケーキ。絵本『ぐりとぐら』に登場する黄色いカステラはきっとこんなふうだろうと思う味。現地で作りたてを買うとふんわりの生地が味わえるけれど、東京まで持ち帰ったり取り寄せるうちにしっとりとした食感に変わり、そちらもまた美味。Kitでは、料理家・青山有紀さんお手製の冷麺を味わうイベントを開催していたので、そちらにも参加してきた。

 

 同じく河原町丸太町の本屋さんで、今回イベントをさせていただく「誠光社」には、糸井重里さんが監修し、祖父江慎さんがパッケージデザインを手がけた「イトリキカレー」をおみやげに。しょうゆ&トマトベースのビーフ、ポーク入りのココナツ、玉ねぎの甘みが隠し味のインドと、3種類のレトルトカレー入り。元々は居酒屋の隠れメニューだったのを糸井重里さんが世に送り出した名品で、スパイスが効いた大人の味。キュッとビールを飲みたくなる。

 

 そんな京都で必ず自宅用とおみやげに買って帰るのが、六曜社地下店のコーヒー豆と、「一保堂」のいり番茶。焚き火のようなスモーキーな香りのいり番茶は、好みが別れる風味だけれど、個人的には茶葉が切れると京都が恋しくなるほどの大好物。初めての人には一回分を小袋に入れてお裾分けして、気に入ったようならば次回にまた京都みやげに持ち帰る。

 

 京都はおみやげを届けるのも買って帰るのも楽しいまち。

 

上洛の前日に浅草で求めた「ペリカン」のパン。


 

広島の「長崎堂」は、バターケーキの専門店。


 

富士吉田にある居酒屋「糸力」カレーがレトルトに。

 

「イトリキカレー」パッケージの裏面。

祖父江慎さんのデザインが光る。


 

毎朝の定番「六曜社一乗寺店」のハウスブレンド。


 

落ち葉のような独特の香り。「一保堂」の、いり番茶。

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記事名:「甲斐みのりの隙間の時間:今回のテーマは「おみやげを届けるのも買って帰るのも楽しい京都」