プロローグ

 

19歳まで読書と無縁の生活を送っていた私…
縁あって、今では意識的に本を読むようになりました。

友達、会社の先輩、そして彼氏との会話…日常はアウトプット。
様々なインプットがあるなかで、読書って後回しになっているかも。

自らの思考にインプットを与えてくれる読書。
古典文学にある言葉が日常生活で結びついた時の気づき。
ちょっと大袈裟だけど、時代を越えて、国境を跨いで、
生きているかぎり本から得るものは大きい。

 

 

かのひと 超訳 世界恋愛詩集

著者・菅原敏   絵・久保田沙耶

 

 

世界三大文豪のゲーテやシェイクスピア、百人一首の小野小町や菅原道真…
若者たちにとって記憶の本棚でひっそりと埃をかぶって、開かれることなく眠っていた “詩” たちが、菅原敏さんの言葉で紡ぎ直されることによって、すごく新鮮なものに生まれ変わっています。
恋愛って、世界共通、時代共通なのだと改めて思えた一冊。


その中から心に遺った一篇より一部をご紹介します。

 
ただ ふたりで 暮らしていたい
国を持たない ふたりでいたい

 

- 国破れて山河在り/ 杜甫 -

  

中学生の頃、国語の授業で漢文を習った際、教科書に登場した杜甫の『春望』。
綺麗に等間隔あけた五言律詩の本文、レ点や一二点を意識した書き下し文、現代の言葉に置き換える口語文、辞書で調べて意味を記した語注、先生の言葉もノートに書き込んだことを思い出した…と、言いたいところだが書き込んでません(笑)


そんな懐かしさはひとまず置いて、この漢詩を本書で再読するまで“反戦詩” だと記憶していました。


戦争のことを全くもって知らない世代だけど、戦争が個人を翻弄した挙句、何ももたらさないことは理解しているつもり。

個人の恋愛なんて…戦争と一番遠いところに存在してる小さな出来事なんですよね。
だからこそ、菅原敏さんの超訳を通してグローバルについて述べられていたと思えた言葉が、実はパーソナルな“恋愛詩” であることに気づけたことはとても大きい意味を持ちました。

 

この詩の世界観を恋愛にアップデートするだけで、あの時の不恰好だった口語文が解かれて、自分の言葉のように心に降り注いで身近に感じられ、その対比により本来の “反戦詩” の意味もしっかりと持ち合わせているのです。

 

ただの言葉を連ねている詩集と思うなかれ!

 

現代美術家・久保田さんによる古さと新しさを掛け合わせた斬新な絵も彩りを与えています。
心で読んで目で楽しめる詩集は、その深い意味を伝えたい大切な誰かへの贈り物にもピッタリ。

 

 

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情報提供元:PeLuLu
記事名:「古典文学に見る恋愛観。『かのひと 超訳 世界恋愛詩集』【新麻記子のYoMuMu -vol.1-】