starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

産後うつの診断チェックリスト!入院になったら?授乳中でも薬は飲めるの?

  • 2018年10月19日 12:08:00


画像

出産後、「育児がつらい」「赤ちゃんをかわいいと思えない」などと感じているママもいるのではないでしょうか。もしかしたらそれは「産後うつ」のせいかもしれません。出産、育児は家族の環境を激変させる一大イベントです。環境の変化についていけずに産後うつになることは珍しいことではありません。そこで今回は、産後うつをチェックする方法や、産後うつの対処法などをご紹介します。

産後うつチェックリストで確認しよう

出産前、「早く赤ちゃんに会いたい」と思っていたのに、いざ赤ちゃんが生まれ育児をしてみると、あまりの過酷さに「こんなはずじゃなかったのに」と感じている方もいるかもしれませんね。

そんな自分を「私は母親失格なのかも」と責めてしまっている方もいるのではないでしょうか。

実は同じような悩みを抱えるママは少なくありません。そしてそういった感情になるのは、「産後うつ」が原因かもしれないのです。

産後うつは、なんと10~20%ものママがなっているといわれており、誰もが経験する可能性があります。

つらい気持ちを抱えている方は、以下に紹介する産後うつのチェックリストで確認してみてはいかがでしょうか。

エジンバラ産後うつ質問票

以下にご紹介するのは「エジンバラ産後うつ質問票」という産後うつ状態を発見するためのチェック表です。

この質問票は、イギリスで開発されたもの日本語に訳しています。

簡単な10この質問に答えるだけで、産後うつの可能性があるかどうかがわかります。1問につき4つの質問がありそれぞれ得点が記載してあります。

この得点の合計が9点以上だと、産後うつの可能性が高いといわれています。

気になる方は、以下に質問票のリンクを記載しましたので、チェックしてみてくださいね。

ホルモンバランスの乱れが産後うつの引き金はうそ?本当?

画像

産後うつの原因は、「ホルモンバランスの乱れ」という説を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?

産後うつと似たような症状を起こすものに、「マタニティブルー」があります。

マタニティブルーは、出産後の急激なホルモンバランスの変化により引き起こされるといわれています。あくまでも一時的なものなので、多くの場合2週間ほどで自然におさまります。

しかし産後うつは、ホルモンバランスだけが原因で起こるのではなく、自身のメンタルの状態や、環境要因などによっても引き起こされるといわれており、長引くことが多いようです。

産後うつにかかりやすい人の特徴として

・過去に精神科で治療を受けたことがある
・完璧主義
・夫や家族との関係がうまくいっていない
・出産前後につらい経験をした
・生まれた赤ちゃんに病気があった
・マタニティブルーを経験した
・以前に産後うつを経験したことがある

といったことがあげられます。
しかしこれらに当てはまらないからといって、産後うつにならないというわけではありません。

環境要因の中には、誰の身にも起こり得るものもあるのです。以下に産後うつになりやすい環境要因の中から、起こりやすいものを2つご紹介します。

産後うつは夫が原因のことも

産後うつは、一番身近な夫が原因となることが多くあります。

最近は核家族化が進み、周囲に手伝ってくれる人がいないというママが増えています。

赤ちゃんが生まれると、ママは赤ちゃんのお世話に追われ、自分のことは後回しになりがちに。

生活を赤ちゃんのペースにあわせなければならず、ママはトイレに行くことすらままなりません。しかも夜は赤ちゃんの授乳で寝不足になります。

そんな状態なのにパパのサポートが全く得られず、家事もすべてこなさなければならないとしたら、ママは疲労やストレスがたまり、追い詰められてしまうでしょう。

パパも毎日仕事で大変だとは思いますが、ママへの少しの気遣いで産後うつを防ぐことができるかもしれません。

・なるべく早く帰って家事を手伝う
・ママが一人になれる時間を作ってあげる
・休みの日はパパが育児をする
・ママの話を十分聞く

など、できるだけママに協力をするようにしてくださいね。

実は2人目出産後に産後うつになるケースが多い

産後うつは初めて出産をしたママがなりやすいと思われているかもしれませんが、実は2人目出産後にうつになるケースも多いのです。

特に上の子と赤ちゃんの年齢が近い場合、赤ちゃんだけではなく上の子のお世話もしなければなりません。

しかも上の子が赤ちゃん返りをして、今まで以上に手がかかることもあるでしょう。

また上の子がいると、下の子が寝ている間にママも一緒に寝ることが難しいですよね。そのため1人目のとき以上に寝不足になることも。

2人目出産後は、1人目のとき以上にストレスや疲れがたまりやすい状況にあるのです。

そのため1人目のときは産後うつにならなかった方でも、2人目のときにはなってしまうということも十分考えられます。

パタニティブルー!男性も産後うつになることがある

産後悩むのは、ママばかりではありません。実はパパの中にもうつ症状になってしまう方がいるのです。これをマタニティブルーに対し、「パタニティブルー」と呼んでいます。

最近は「イクメン」ブームで、パパが育児に参加することは当たり前という風潮が強くなりました。

このこと自体はもちろん悪いことではありません。しかしパパの中には、父親になることへの不安や責任感に押しつぶされそうになる方がいるようです。

ママの出産により、パパの環境も大きく変化します。金銭的な負担が増え、責任も大きくなります。また赤ちゃんが生まれることで、ママとの関係も変化するでしょう。これらがパタニティブルーの原因となります。

しかもパパの場合、症状に気が付かなかったり、気が付いていても、周囲の目が気になりなかなか受け入れらなかったりすることがあります。

そのため適切な対処ができずに症状が悪化することが多いようです。

・なかなか眠れない
・頭痛や肩こりなど体の不調が続く
・感情が不安定な状態が続く

など、変わった様子が続く場合、パタニティブルーかもしれません。

特にパパが責任感が強くまじめなタイプや完ぺき主義の場合は、パタニティブルーになりやすいので要注意。

ママも大変な時で、気持ちに余裕はないですよね。でもほんの少しでいいのでパパの気持ちにも寄り添ってあげてくださいね。

また育児や家事をパパと分担しているおうちも多いのではないでしょうか。しかしパパの仕事を「これとこれ」と決めてしまうと、負担になってしまうかもしれません。

パパの様子を見ながら手伝って欲しいことをそのつど伝えるほうが、気持ちの負担が軽くなることもあるようです。

産後うつの相談や診断はどこに?

「産後うつかも!?」と思ったら、精神科や神経科、心療内科などの医療機関に相談してみてくださいね。

医療機関は敷居が高いと感じる方は、まずは近くの保健センターや精神保健福祉センターに相談してみてもいいかもしれません。

産後うつは、早期に発見して治療をすると、数か月から半年ほどで良くなることが多いといわれています。

憂鬱な気分が続いたり食欲不振が続いたりしている方は、早めに相談してみてくださいね。

産後うつで入院することになったらどうなる?

産後うつの症状がひどい場合、入院をすすめられることもあります。

入院をすると治療に専念できるため、症状が大きく改善することもあるようです。

赤ちゃんのお世話は?

入院になった時、気になるのが赤ちゃんのお世話ですよね。

病院の中には、赤ちゃんと一緒に入院させてくれるところもあります。また入院中だけ保育園や乳児院などに赤ちゃんを預けるといった方法もあります。

病院の先生や旦那さん、他の家族とよく話し合い、一番ベストな方法を選択してくださいね。

抗うつ剤を使用したら授乳できるの?

画像

産後うつの治療には、抗うつ剤などの服薬が効果的だといわれています。ただ授乳中の方は、「抗うつ剤を飲んだら授乳はどうなるの?」と気になりますよね。

抗うつ剤の中には、授乳中に飲んでも問題ないものもあるようです。お医者さんと十分に相談をしてみてくださいね。

そもそも産後うつとは?

そもそも産後うつとはどのようなものなのでしょうか。先ほどもご紹介しましたが、出産後すぐに起こる「マタニティブルー」は、ホルモンバランスの変化によって起きるもので、多くの場合2週間ほどでおさまります。

しかし産後うつは出産後2週間~3週間ほどたったころから始まり、長引くのが特徴です。通常のうつよりも不安感が強くなることが多いようです。

中にはマタニティブルーからそのまま産後うつに移行するケースもあります。

産後うつがひどくなると、赤ちゃんを虐待してしまったり、自殺したいと考えるほど追い詰められてしまったりすることも。

産後の女性はみな「待望の赤ちゃんが生まれて幸せいっぱいなはず」と思われがちです。

でも実際は、ほとんどのママが出産後の育児に対して不安を抱えています。出産後の女性は、誰もが産後うつになる可能性があるのです。

しかも最近は、産後うつになる女性が増えているといわれています。

高齢出産の増加で産後うつが増えている

最近、高齢出産の方が増えてきています。初めての出産が30歳過ぎということは珍しくありません。

高齢出産は、初産が35歳以上のことを指しています。ではなぜ高齢出産だと産後うつになりやすいのでしょうか?

・ホルモンのバランスが崩れやすい
年齢が高くなると、若い方以上に出産後のホルモンのバランスが乱れやすく、そして元に戻りにくくなるといわれています。

そのためホルモンの影響を受けやすくなり、産後うつになる確率も上がります。

・体力がない
出産・育児には体力が必要です。しかし高齢出産の場合、若い方に比べると体力がない場合が多いですよね。そのため疲労がたまりやすく、産後うつになる可能性が高まるとされています。

産後うつの対策方法

産後うつは、とにかく早く見つけて早く対応することが大切です。少しでも「おかしいな」と感じることがあれば、医療機関などに相談するようにしてくださいね。

また産後うつを防ぐには、周囲の人の協力が欠かせません。

・なるべくママの負担を減らす
・ママが息抜きできる時間を作ってあげる
・ママなんだから〇〇すべきと言わない
・ママの気持ちを理解するよう心がける

など、ママが頑張りすぎなくてもいいように支援体制を整えてあげてくださいね。

ママ自身も、「ママなんだからこうあるべき」「これができないとママ失格」などと考えず、「とりあえず赤ちゃんが元気ならそれでいい」と気楽に考えることが大切です。

また自分なりのストレス解消法を見つけることも効果的。ママ友と愚痴を言いあったり好きな音楽を聴いたりなど、自分の時間を少しでも持てると気分転換になりますよ。

ママ自身のケアも忘れずに

産後うつは、出産後の女性なら誰もがかかる可能性のあるものです。しかし早くに対処することができれば大事にいたらずにすみます。

出産後の育児はつらくて大変で、「もういや!」と思うこともあるでしょう。そう思うのは決して珍しいことではありません。

そんな時は1人で抱え込まず、周囲の人を頼ることが大切です。出産後は赤ちゃんのことだけでなく、ママ自身の心身のケアも忘れずにしてくださいね。


    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.