母乳は血液からできるもの。それって食事は関係あるのかな?気にしなくていいのかな?と、授乳中のお母さんは多かれ少なかれ気にすることですよね。産後院内で母乳講座を受け、比較的気にしていたつもりだったのに乳腺炎になった私。原因となったNGメニューは、聞いてなかったよ〜(T ^ T)な食べ物でした。
気にする?しない?本当に人それぞれな母乳事情
数年前、はじめて出産した友人宅に遊びに行った時、私が持っていった手土産は、生クリームたっぷりのロールケーキ!
そこで友人に「ごめん…いま授乳中で、乳製品取るのやめてるんだ」と言われ、はじめて授乳期は食べ物に気をつけている人がいるということを知りました。
それ以来、産後の友人宅に遊びに行くときは、食事の制限を聞いてから手土産を選んでいますが、人によってバラバラ!
全く気にしない人もいれば、細かく制限する人もいて、その制限しているものもいろいろ。
不思議だな〜と思っていましたが、私も産後に痛感することとなったのです。
知らないことだらけだった母乳講座
出産直後、ほとんど母乳が出なかった私は、食べ物に気をつければ少しは出るようになるのかな?という思いで、院内の母乳講座に参加しました。
授乳期にとりたい食材は…
まず、授乳期の基礎知識として教わったのは以下のこと!
●母乳で栄養をとられるので自分の体調維持のためにも栄養バランスは産後も大切
●良質のタンパク質を積極的にとる
●脂肪も必要!いろんな食材から
●水分もしっかりとる
さらに、鉄分を多く含む食品をとるようにとのこと。具体的には…
●赤身の肉・魚(まぐろ、かつおなど)
●貝類(カキ、あさり、しじみなど)
●納豆
●緑黄色野菜
お餅に要注意!
オマケの話でしたが、人によってはお餅に要注意なのだそう。
昔は、お餅を食べるとお乳の出が良くなると言われたらしいのですが、それは間違い!とのこと。
もち米は胸が張るけれど、張るだけで母乳量は増えず、むしろ詰まりやすくなるという…。
和菓子大好きな私にとっては衝撃的な話でした。
そもそも論だけど…食事と母乳の関係性は未知
もうひとつ衝撃だったのが、食事と母乳の関係性については、明確な根拠がないということ!
散々講義を聞いた後にそう聞いて、正直、えっ?!ええええええ?!となりました。
ただ、研究結果的にはそうでも、実際には、食事が母乳に影響したと考えられる事例は少なくないとのこと。
私が母乳と食事の関係を知るきっかけになった乳製品も、詰まる人は詰まるし、詰まらない人は詰まらない。
つまりは個人の体質によってかなり違うという話でした。
実際の私の母乳事情
母乳講座で学んだことを参考にしながら1ヶ月。
気付けば、母乳パットが必要なくらい出るようになったのですが、逆に今度は詰まりやすく…。
時々胸が痛くなったり、しこりのようなものができるようになってしまいました。
そうなったらすぐに、揚げ物やクリーム系など、危険食材を徹底的に排除し、水分をよく取り、いろいろな姿勢で授乳することで、なんとか乳腺炎など最悪の事態を避けていました。
とうとう乳腺炎に!明確なNG食材発覚
そんな中、怪しいなと感じていた食材がひとつありました。それはお寿司!
何度か食べているうちに、ん?もしかしてお寿司を食べた日って毎回胸が張っている??と思いはじめたのです。
それが確信に変わったのが、息子が4ヶ月を過ぎた頃。
友人たちが手土産に持って来てくれた、いなり寿司を心置きなく食べた日の夜、高熱が!!胸がカチコチになり、皮膚が真っ赤に。
前日まで何ともなかったのですが、どう考えても乳腺炎だ!という状態でした。
病院での処置と薬で3日ほどで回復しましたが、本当に辛く、それ以来酢飯を食べるのは控えました。
詰まりやすさもNG食材も人それぞれ!怪しいなと思ったら気をつけて!
結局、私のNGメニューは、よく危険だと聞いて気をつけていた乳製品でも揚げ物でも和菓子でもなく、お寿司!
酢飯に甘く煮た油揚げといういなり寿司は、おそらく私にとって最悪の組合せだったのです。
とはいえ、何を食べてもまーったく母乳に影響のなかった友人もたくさん!病院でも言われましたが、詰まりやすさもNG食材も人それぞれです。
ちょっと詰まりやすい体質かなと思ったら、怪しい食材は少しずつ食べて様子見するのがオススメです!