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母乳はいつから出る?減る?よく出る方法や出るメカニズムについて

  • 2018年07月20日 15:00:00


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産後に母乳が出ないと、「いつから出るのか」「自分は出ない体質なのかも」と不安になってしまいますよね。でも母乳での育児を諦めるのはまだ早いですよ。母乳の出をよくする方法を知るには、まず母乳の出るメカニズムをしっかり確認することが大切。また今回は、妊娠中のおっぱいケアについても併せてご紹介します。

母乳はいつ出る?

母乳はいつから出るのか、疑問に思ったことのあるママも多いのでは?母乳が出る時期には個人差がありますが、一般的に出産してから2~5日くらいで出るようになります。

母乳が出るようになるのは、産後に分泌されるホルモンの影響によるものです。すなわち赤ちゃんを産んだことを機に、母乳が作られ始めるということ。

出産前や分娩直後に母乳が出なくて不安になるママも多いかもしれませんが、それはおかしいことではありませんよ。

産前でも母乳が出ることがある?

出産前に母乳が出たというママの話を聞いたことはありませんか?

妊娠中に半透明やクリーム色の液体が乳首からにじみ出ることがあり、これを見て母乳が出たと驚くママも多いんです。

しかしこれは母乳ではなく、母乳の元となる分泌物。乳管が開通し、母乳を出す準備が整った印です。

母乳が出るしくみ

母乳の分泌に関係するのが2つのホルモンです。
・母乳を作るよう指示を出すプロラクチン
・噴出させる「オキシトシン」

赤ちゃんが乳首を吸う刺激がママの脳に伝わると、この2つのホルモン分泌が盛んになって母乳が出ます。

母乳には赤ちゃんを病気から守る免疫物質や、成長に必要な栄養素がバランスよく豊富に含まれています。

そして、母乳はなんとママの血液から作られているんです。白色なのは血液の栄養分や白血球だけが乳腺へと取り込まれ、赤血球は除かれるためなんですよ。

母乳が出ない理由と対処法

母乳が出ない理由として考えられるのが、育児や家事などに追われて授乳間隔があいてしまうこと。間隔があくと、母乳を作るホルモンが分泌されにくくなります。無理のない範囲で、3時間おきを目安に吸わせましょう。

産後は自分のことを後まわしにするママも多く、水分不足で母乳が出にくくなることも。ウォーターサーバーを利用すると、いつでもおいしい水が飲めますよ。

他にも、ママの育児疲れや睡眠不足、ストレスの蓄積などで母乳が出にくくなることもあります。産後は家族に協力してもらい、ママ一人で頑張り過ぎないようにしてくださいね。休めるときは積極的に休みましょう。

母乳の出に食べ物の影響が

揚げ物や辛いもの、砂糖が多く使われている洋菓子などは、母乳の出方や味に影響することがあるので控えましょう。

一方、母乳に良いとされているのが、和食中心の食生活です。白米や煮物、焼き物などヘルシーで栄養バランスのとれた食事こそ、母乳の質や出方を良くすると言われています。

赤ちゃんのお世話に追われ、食事の支度をする余裕がないというママには、野菜や和惣菜のキット宅配サービスがおすすめ。玄関先まで届けてもらえ、夕食の準備がぐんと楽になりますよ。

はじめの母乳「初乳」は新生児に重要

出産後、最初に出る母乳を初乳と言います。通常の母乳より、黄色っぽいクリーム色でトロっとしているのが特徴です。

<初乳に含まれる成分>
・タンパク質
・ビタミン類
・IgA抗体
・コレステロール
・ラクトフェリン

赤ちゃんを病気やアレルギーから守る免疫物質、抗体、栄養素が通常の母乳よりも豊富に含まれています。

ぜひ赤ちゃんに飲ませたいものですが、初乳の出方や出る時期には個人差があります。なかなか出なくても諦めず、赤ちゃんに吸ってもらってホルモンの分泌を促しましょう。

いつまで出るの?

母乳育児が軌道に乗ってくると、次にママが気になるのが「一体いつまで出るのか」ということでしょう。

ママの体は授乳を続ける限り母乳が出るようにできています。つまり、赤ちゃんが吸う間は新しい母乳がどんどん作られ続けるということです。

断乳することを決めても、母乳はぴたっと止まるものではありません。断乳する場合は乳腺炎にならないように搾乳する必要がありますが、母乳はしばらく作られ続けます。

完全に母乳が止まるまでの期間は、数回の搾乳で止まる人や半年~1年はかかる人もおり、個人差が大きいです。

いつ頃から量が安定するのか

母乳が出始めて量が安定するのは、赤ちゃんを出産して3週間~3か月ほどかかると言われています。安定する時期についても個人差が大きく、人によってまちまちです。

母乳がなかなか出なくても3か月程度は諦めず、赤ちゃんに乳首を吸わせ続けることをおすすめします。

いつ減りだすのか

授乳の回数が減ったり、赤ちゃんが吸わなくなったりすると、自然と母乳が減っていきます。

例えば、赤ちゃんが朝まで寝てくれるようになると、夜間だけ授乳をストップすることも。他にも、離乳食が軌道にのって、赤ちゃんが以前ほど母乳を欲しがらなくなることもあります。

このように赤ちゃんの成長に伴って授乳の回数が減ることで、母乳量が減っていきます。

母乳が産後ダイエットになる?

授乳によって、ママは普段より多くのカロリーを消費します。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」には、授乳期における女性の食事摂取量は、標準女性の約2000kcalより350kcal多くとるよう記載されています。

つまり普段の食事を続ければ、母乳育児だけで自然に痩せていくことが期待できるんです。ただし体型や体質によって効果は異なるので、あまり期待しすぎないほうがいいかもしれませんね。

おっぱいケアの重要性

妊娠中におっぱいケアをすることで、乳管を開通させて母乳を出やすくしたり、乳首を柔らかくして授乳中のトラブルを防いだりする効果が期待できます。

通常、何もケアしていない乳首は固くて伸びが悪い状態。そのまま授乳を始めると、赤ちゃんがうまく吸い付けなかったり、乳首が切れたりすることもあるんです。

産後の授乳を少しでもスムーズに進められるよう、妊娠中のおっぱいケアが重要になります。

妊娠中からできるおっぱいケア方法は?

妊娠中からできるおっぱいケアは、乳輪と乳首のマッサージがメインとなります。

マッサージは一度に長時間行うよりも、毎日少しずつ行うほうが効果的。だからといって「毎日必ずやらなきゃ…」と根を詰めすぎるのもよくありません。負担にならない程度に、少しずつ取り組んでくださいね。

おっぱいケアを始める前にチェックすること

おっぱいケアで乳首や乳頭をマッサージすると、刺激によってオキシトシンが分泌されることで子宮収縮が起こりやすくなります。

そのためおっぱいケアを始める前に、必ず次の2点をチェックしてください。

おっぱいケアを始めるなら早いほうが良いと思われがちですが、妊娠初期は特にデリケートな時期。おっぱいケアは控えておきましょう。

乳首や乳頭のマッサージは、妊娠後期に入った28週目頃から始めることをおすすめします。

妊娠後期でも、お腹が張りやすい場合は要注意。おっぱいケアの刺激で切迫早産になることもありえます。

お腹の張りは妊娠後期によく見られる症状なので、ケアを始める前に担当医や助産師に相談すると安心ですよ。

母乳にまつわるQ&A

次の妊娠をした場合の授乳について

授乳期に次の妊娠が分かった場合、対応は病院や医師によって様々です。

妊娠中も授乳を続けて良いと判断された場合は、ママの負担にならない範囲で続けられます。つわりなどで辛い時期は、ミルクなどを足して調整していくことをおすすめします。

また、ママの体調を考慮して、断乳するよう勧められる場合もあります。無理をすると切迫流産や切迫早産に繋がる可能性もあるので、医師の判断にしっかりと従ってください。

生理の再開は?

授乳中は生理がなく、断乳すると生理が再開することが多いでしょう。

授乳中に分泌されるプロラクチンやオキシトシンには、排卵を抑制する作用があります。そのため母乳をあげている間は、排卵がストップして生理はこないことが多いのです。

ただし授乳中だからといって、必ず生理がこないわけではありません。母乳の間隔があいたり授乳量が減ったりすると、ホルモンが分泌されにくくなり排卵が起こります。

生理の再開は人によって様々で、断乳前でも生理がくる場合があることを知っておきましょうね。

母乳の仕組みについて理解し万全に整えよう

母乳が出始める時期や母乳の量は個人差があります。大切なのは母乳が出なくても諦めず、赤ちゃんに吸わせ続けてホルモンの分泌を高めること。

また、産前のおっぱいケアも産後の母乳育児をスムーズにするのに欠かせません。

母乳の量を増やしたいママも妊娠中のプレママも、母乳のメカニズムをよく理解して、スムーズな授乳に向けて備えましょう。

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