森の中で出会った1匹のコグマと夫婦
ロシアに住んでいるスヴェトラーナさんとユーリーさん夫妻は、23年前、森の中で生後3か月の子グマを発見ました。
その子グマは、母親をハンターに撃たれ、孤児となってしまったのです。
発見時には「瀕死の状態」でしたが、夫妻の懸命な看病のおかげですっかり元気になりました。
回復したこの子グマは「ステファン」と名付けられ、夫妻の家族として迎え入れました。
今では、夫婦よりもはるかに大きな身体に!
夫妻の愛情を受けて育ったステファンくんは、今ではなんと体長2.1メートル!体重は136キロ!
でも、まだまだ甘えたい盛りなんです。
パパのことも大好き♡
「パパ、本読んで!」
好きな番組はサッカー番組!
さらに、自分でもサッカーやっちゃうよ!
ところが、いつもパパとママからの側を離れず、とっても甘えん坊のステファンくんにも、別の顔があるようなのです。
お手伝いした後は、美味しいお昼♪
もちろん、パパとママと同じように椅子に座って、お行儀よくお食事を楽しみます。
食事量はやっぱりクマだった!
ステファンくんの食事
心優しく、社交的で人間を愛するステファンくんですが、見ての通り、大きなクマ。
1日に約25Kgもの魚、野菜、卵を食べます。
家計を助けるために、ステファンくんはモデルとして雑誌に出たり、映画やテレビに出演などで自分の食費を稼いで、家計を助けているそうです。
ステファンくんは自分を助けてくれた夫妻へ、常に感謝の気持ちを忘れていないようですね。
夫妻の真っ直ぐな優しさは、きちんとステファンくんに届いているのでしょう。