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今週の日経平均株価の上値メドは?



日経平均株価


一旦押し目終了となり、反発の兆しの一週間でしたが、しっかりとした反転とはなり切れず、5月16日を一番天井としたダブルトップを作る雰囲気となりました。



上値めどとしていた5月25日(日柄と一目より)は、前回高値に届かない状況での直近高値となっています。



上記の通りダブルトップとなるかは現状では見極め出来ないですが、いくつか想定されるシナリオの一つになると考えます。



トランプ大統領の情報漏えい問題報道で押しましたが、一日で相場は収束し戻りを試しました。



ダウは漏えい前の高値を更新していることで、騒動の影響はなかったこととなっております。



日本市場に関してはまだ戻りが鈍く、テロ事件の影響もうけて、上げ下げの方向感乏しい流れとなっています。



未だ明確に上昇トレンドは崩れていないものの、BOXに入るかもしれないという考えもよぎる値動きと見受けられます。



そして、週明けからの相場は、6月の利上げや年内の利上げに対する報道が、どのように出てくるかに注目があつまり、米国雇用統計の内容に対しての様子見ムードも出てくると想定されます



となるとますます方向感が出づらい週となりそうです。



今のところ雇用統計の予想に関しては、前月を下回りそうで18万5000人増というものですが、堅調な展開というのが市場の見立てです。



実際に出てくる数字がどうなるか見もので、予想に対しての増減によってマーケットの反応も変わってくることが考えられます。



現状では雇用統計から上下のブレが想定されますが、トレンドを信じるのであれば再度 高値更新してくると考えます。



私としては、BOXか? 上昇か? の見立てでおります。その上で現状の下限は1万9000円近辺と想定します。



そして上に関してはまずは直近の高値の2万円を上抜けられるかに注目しつつ上抜けたときのめどは「トレンドライン」のところで記載したいと思います。





現状分析




5日線




週前半は下向きで後半向きを変えて上となりました。



位置としても5日間下回り水曜 木曜と上に飛び出し週末下回るという動きとなりました。



2日間しか上に出られないという事は、弱いと判断される状況ですので、再度 下値割れも想定しつつ、どこまで下げるのかを見極めて考えていく必要がありそうな状況です。



25日線




変わらず上向きで、上に乖離している状況が継続しており、25日線に対して日柄調整のようなグランビルの買いの3のような値動きとなっています。



そうなると25日線が上げてくるまでは、揉み合い継続中で、このペースだと週明け水曜か木曜あたりに上下に振れるのかなと想定されます。



そして25日線の位置としては、年初来で最高値となっていることで、25日線は波打ちながら切り上げているという事となっております。



75日線




変わらず上向き上に乖離となっています。



25日線とのゴールデンクロスし、移動平均線の並びとしては上昇トレンド示唆しています。週末の足型は、陽陰のたすきで下を示唆しています。



週足でミニ三角保合いを作りながら陰陰の孕み形成で、膠着感がピークになってきているように見受けられるのでそろそろ上下に振られると考えられる状況です。



フォーメイションとしては、5月16日の高値を一番天井としたダブルトップの二番天井を作っているかもという見立てもしています。



この意見が確率を上げるのは、ネックラインとなる5月18日の安値を割り込んだ時となります。



トレンドラインは、しっかり5月2日から8日にかけた空けた窓の下限が機能しました。



目先の高値は5月17日から18日にかけて空けた窓を埋めたところで戻り高値となっています。



ここで高値が決まったかは微妙ですが、止まるべきところで株価は止まるものだという教科書通りのような値動きです。



さらなる下に関しては、4月26日から5月1日の揉み合いの上限下限とみており、下限は窓も存在するので厚い抵抗帯になりそうと考えています。



途中 移動する25日線、75日線も意識すべきポイントです。



上に関しては、目先前回高値の2万円と次の高値の2万1000円近辺が一般的上値となりますが、このまま下値更新しないで2万円を上抜けたときは、直近のN値計算のポイントも気になるところです。



前回の上昇幅1774円(4月17日から5月16日)を直近の安値(5月18日 1万9449円)に足すと2万1223円(N値)という高値。



直近の下げ幅(5月16日から18日 549円)と同じだけ上抜ける(5月16日の高値 1万9998円に足す)と2万547円(V値)。



そして前回の上げ幅(1774円)を直近高値(1万9998円)に足すと2万1772円(E値)という上値めどが計算されます。これはあくまで1万9998円を上抜けたうえでの前提です。



このようにトレンドラインで上値が出てこないときは計算式を用いて想定します。





テクニカル指標




一目均衡表を見ると転換線は週末に割り込んだものの基準線 雲に対しては上を維持し遅行線も日々線の上ですので上昇トレンド継続中と考えます。



ボリンジャーバンド




なかなかみられない光景が起きています。



5本のバンドは狭まりセクシボリンジャーに向かっているような動きの中 株価は、TPラインと+1σの間をラインに触れることなくゆったりと推移しています。



セオリーではラインを節目としながら触っていることが多いのでこれだけの日数 触ってないというのはあまり見受けられません。



そのような状況下で、+2σが下りてきたので、この後大きく振られるかBOXに入るかを示唆した動きとなっています。



スローストキャスト




2本のラインがゆったり上げてきて、買われすぎまで到達せずに折れそうな雰囲気を出していますが、折れれば弱いという判断 折れそうで折れないで買われすぎゾーンまで到達すると逆に強いという判断となります。



この辺りが週明け月曜、火曜には答えが出そうと考えます。





総合判断


やはり未だ上昇トレンドを覆すシグナルは出ていないです。したがって上昇トレンドという見立てをします。



しかし、完全強気にはなれない状況もあるという認識です。



週明け揉み合いを想定しつつ、週後半に方向感が出てほしいなという願望を持っています。では、ヤマを張りすぎず見極めていきたいと思います。(執筆者:城 晶子)



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