starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

奥渋谷のさらに奥? 代々木エリアの個性派ショップを探索。【甲斐さんぽ 〜東京名店巡り〜】



半年ぶりの“さんぽ”は、代々木公園からスタート!


GO OUT本誌でもお馴染み、バンブーシュートの甲斐さんが、毎回、様々なファッション業界人のゲストと共に、東京の名店を巡るショップツアー連載「甲斐さんぽ」。


外出自粛期間を経て、久しぶりに再開した第8回目は、バリスティクスの塚原さんをゲストに迎え、奥渋谷のさらに奥となる代々木エリアを探索。


左/甲斐一彦(BAMBOO SHOOTSディレクター)バンブーシュートのディレクターとして活躍中。 右/塚原学(Ballistics代表)ミリタリーやアウトドアをベースにしたアイテムを展開するバリスティクスの代表。古着はもっぱらミリタリー専門ながら、コレクションアイテムは多岐に渡る。

というわけで2人が集合したのは、東京メトロの代々木公園駅。その名通り、代々木公園に隣接する駅で、渋谷や原宿からも徒歩圏内。


甲斐「今日は塚原くんが、代々木の街を歩きたいってことで」。


塚原「好きなショップがあるんですよ。最近、プライベートで買い物に行くのはそこばかり。それと代々木は、10代の頃に文化服装学院(代々木にある専門学校)に通っていたから、懐かしい場所だし」。


甲斐「俺も20年くらい前に、この辺りに住んでいたことがあってさ。実はさっきそのマンションをこっそり見てきた(笑)」。


塚原「甲斐くんも、そういうことするんだ(笑)」。



2人とって若い頃の思い出の場所だった代々木エリアで、今回は3つの個性派ショップを巡る。スタート地点となる代々木公園駅から徒歩で15分ほどで回れ、ハシゴしやすい並びとなっている。


【SHOP 1】BLUE LUG YOYOGI PARK(ブルーラグ代々木公園店)


東京都渋谷区富ヶ谷1-43-3  tel:03-6416-8532 open:12:00〜19:00 火曜木曜定休(祝日の場合は翌日) https://bluelug.com/

最初に向かったのは、GO OUT本誌でもお馴染みの自転車屋「ブルーラグ」の代々木公園店。ピストバイクを中心にした自転車だけでなく、ウエアやバッグなどのアイテムも揃い、自転車乗り以外も気軽に訪れることができる。



天井から大量のフレームが釣り下がった自転車ならではの店内で、気になるアイテムをチェックする2人。海外の最前線のサイクルシーンを取り入れた自転車のラインナップにも興味心身の様子。



そんななか、今夏にブルーラグがイチオシしているのが、テキサスの新ブランド「クラストバイクス」。BMXライダーが提案するツーリングバイクという独自のスタイルが、コアな自転車好きの間で話題となっているとか。


こちらは、そのなかでも人気が高いモデル「ライトニングボルト」。早速、塚原さんが試乗して乗り心地をチェックしていた。



Atmosphere Mountainworks バイクボトルバッグ 各¥6600


すでに自転車を所有している甲斐さんは、愛車にセットするポーチを物色。アソートカラーの一点モノというのも気になるポイントだとか。



甲斐「こうやってハンドルとステムにセットするんだけど、しっかりした作りだから大きめのボトルも安心して入れられるし、見た目もいいよね。これ買おうかな」。



ブルーラグ幡ヶ谷店はたまに行くけど、代々木公園店は初来店という塚原さん。「扱っている雑貨がおもしろい」と、このショップならではの独自の品揃えを堪能。



CADENCE ゲットロストキャップ 各¥5500


そして購入を決めたのは、サンフランシスコのチャリ系ウエアブランド、ケイデンスのキャップ。しかし、ブランドのバックボーンではなく、ルックスが気に入ったとか。



塚原「海外ドラマの『LOST』が好きだから選びました(笑) デザインやシルエットもいいから2色買いします!」



自転車以外のアイテムも豊富に揃うブルーラグで買い物を楽しんだ2人は、ヴィンテージバイヤーとして活躍する栗原道彦氏のショップへ。とはいえ、ここから徒歩3分の距離。


【SHOP2】Mr.Clean(ミスタークリーン)


東京都渋谷区富ヶ谷1-35-4 セトルMS代々木公園 1F  tel:090-2206-1755 open:12:00〜19:00 月曜定休(祝日の場合は翌日) http://kurikurivintage.shop-pro.jp/

昨年春に横浜から移転してきた「ミスタークリーン」は、20年以上も古着業界に携わる名物バイヤー、栗原道彦氏がオーナーの古着屋。


「スタンダードなアメカジ古着をメインに展開しています」という栗原さんの言葉通り、服好きのオトナが長く付き合えるアイテムが並んでいる。



アメカジ世代の2人のとっては、少し懐かしくもあり、気負わずに買い物できる空間。特に甲斐さんは、栗原さんとは旧知の仲なので、この日の来店をずっと楽しみにしていたとか。


甲斐「栗ちゃん久しぶり!やっと来れたよ。いつもインスタ見てるけど、いいモノいっぱいあるよね」。


栗原「お久しぶりです! 来店もありがとうございます。いろんなアイテムがありますけど、この夏はTシャツの品揃えが充実していますよ」。



その言葉を聞き、それぞれTシャツを物色する2人。塚原さんは、ミリタリー系の古着が好物ながら、気がつけばバンドTシャツから、アメカジの定番ブランドのTシャツまで「懐かしい!!」と熱心にチェック。



甲斐さんはレイルロード系のヴィンテージバンダナで、40年代のランタンが描かれているお宝を発見。そのまま栗原さんと昔話&古着談義で盛り上がっていた。



左から/90年代のステューシーのTシャツ¥13200、70年代のハーレーダビッドソンのTシャツ¥33000


そして2人は、それぞれお気に入りのTシャツをセレクト。古着との出会いは一期一会。単純にデザインで選ぶのも楽しいけど、2人とも個人的な思い入れがある様子。



塚原「これ僕が高校生の頃に着ていたTシャツの、90年代の再発モデルなんですよ。こうしたアイテムが古着として再び脚光を浴びているのは感慨深い。久しぶりに実家の押入れをチェックしたくなりました(笑)」。



甲斐「俺はこれが欲しい。世代的にハーレーは昔から馴染みあるけど、最近また気になっていて。しかもこのスカルのグラフィック、ハンドペインドだよ?  ポケットの部分まで被っているのも最高。古着ならではの一点モノだね」。


次は業界人も通う話題の名店へ!



ルーツとなるアメカジ系の古着を堪能した2人が、最後に向かったのは代々木公園エリアから山手通りを越えた先にある代々木上原1丁目。目的地は、そんな住所に因んだショップ「UFO」(upper field one:上原1)。



【SHOP2】UFO(ユーエフオー)


東京都渋谷区上原1-7-2島田ビル101  open:15:00〜20:00(金曜日のみ営業)  https://upperfieldone.jp/

こちらは裏原などのストリートカルチャー黎明期から活躍する千壽公久氏のショップ。伝説のセレクトショップ「モータウン」を拠点に、「スワイプ オン ザ クワイエット」などの人気ブランドを発信してきたファッションシーンの重要人物だけに、多くの業界人も注目している。


ちなみに千壽さんは現在、ショップと同名のオリジナルブランド「UFO」を展開中。ここが旗艦店となっているが、オープンは毎週金曜日のみ。



実は塚原さんが集合時に話していた最近ハマっているショップがこちら。甲斐さんも「噂に聞いていて1度訪れてみたかった」と、かなりリスペクトしている様子。店内にはUFOの最新アイテムが揃うが、千壽さんとのトークを楽しむために訪れる人も多いとか。



千壽「UFOはオンラインをメインに展開してるから、実際にアイテムを手に取ってチェックできるのはここだけなんですよ。ゆっくり見てもらいつつ、気になることがあれば気軽に質問してもらえればと思います」。


各アイテムはもちろん、上原エリアという場所を選んだ理由や、週1オープンという新しいスタイルのショップの在り方など、業界人ならではの質問や深い話題で盛り上がる3人。



UFO NYPF2パンツ ¥16500


そして塚原さんはUFOのオリジナルのパンツをセレクト。前から狙っていたらしく、この日に購入するつもりだったとか。


塚原「サイドシームがないスウェットみたいな作りとシルエットがいいなと。しかもコーデュラナイロンとコットンの混紡素材だから撥水性もあるし。日常で穿きたいと思います」。



WOBF ”SHRED TILL YOU’RE DEAD VOL 3″Tシャツ ¥6600


甲斐さんは、デッドヘッズ御用達のフィリーのブランド、WOBFのプリントTシャツを入手。もちろんデッド好きならではのチョイス。


甲斐「いろんな要素がミックスされた、ブートっぽいグラフィックがいいよね。普通のショップではあまり扱っていないレアなアイテムだと思う。ここに来た甲斐があるよ」。



甲斐さんもすっかり、このショップのファンになり、2人揃ってUFOやWOBFのステッカーも入手。そして取材時間ギリギリまで千壽さんとのトークを楽しんでいた。


代々木エリアは、奥渋谷より奥が深い!



ということで代々木エリアの散歩を満喫した2人。なによりも緊急事態宣言開けの久しぶりの買い物ツアーだけに、かなり新鮮な気持ちで楽しめたのでは?


塚原「やっぱりこの辺りはいいですね。ボクもこのエリアにショップを出したくなりました」。


甲斐「同じく! おもしろい店も多いし、雰囲気もいいよね。とりあえず久々に、ゆっくりと実店舗を巡れてよかったよ」。


塚原「僕も楽しかったです! 早くいろんなところに行けるようになるといいですよね」。


甲斐「甲斐さんぽinサンフランシスコとか、いつか実現できたらいいよね(笑)」。


Photo/Taizo Shukuri


    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.