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いまこそやっておきたい、アウトドアアイテムのセルフメンテ!【電池式・充電式ギア編】



おうちで過ごす時間が長く、なかなか外遊びに行けない今こそやっておきたいウエアやギアのメンテナンス。自宅での適切なケアによって、愛用品を長持ちさせることができれば、もっと愛着も湧いてくるはず!


【併せて読みたい】

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電池&充電式ギアのメンテナンス。



LEDランタンやヘッドライト、Bluetoothスピーカーなど、キャンプでも電気を使うギアが非常に多くなってきた。ただ電池式や充電式のギアは使い方次第で、寿命が変わってくることも。


そこで、今回は電池式のアウトドアギアのメンテナンス方法と、充電式ギアの知っておきたい豆知識を紹介!


ガソリンランタンのメンテナンスに引き続き、今回も教わるのはアウトドアの名物コーディネーター牛田浩一さん。







牛田浩一


アウトドア用品の輸入卸会社のマーケティングを経て、アウトドア専門のアタッシュドプレスをメインに行うB.O.Wを創立。著書『キャンプ雑学大全 2020 実用版』も話題に。





電池式のギアのメンテナンス。


電池式のランタンやヘッドライトがしばらく使わないまま倉庫に眠っている人も多いのでは?  充電式が主流となった今でもしっかりメンテナンスしていれば、まだまだ現役で活躍できる電池式のギア。


電池さえあれば使えるので、いざというときにも頼もしい存在だ。そんな電池式のギアでよくあるトラブルが電池の“液漏れ”だ。


見事に液漏れした乾電池式ランタン。初めて使用する際に付属の電池を入れ、そのまま放置してしまった結果、半年後にはもうこの状態になっていた。グロテスクな見た目から想像できる通り、こうなってしまっては光は灯らず、2回目の使用機会はまだ訪れていない……。

「久しぶりに電池式ランタンを出してみたら、乾電池に白い結晶がついていることがありますよね。これが液漏れです。液漏れを放っておくと、電池接点が青くサビてきます。さらにマグライトのような全体が金属で出来ている懐中電灯の場合、ねじ込み部分が固着して開けられなくなってしまうこともあります」


そう話す牛田さんに、液漏れの防止法と、液漏れしてしまった時のメンテナンス方法を教えてもらった。


 


液漏れを防ぐ2つのポイント。


長期間、電池を入れっぱなしにしていることで起こる“液漏れ”は、放っておくとサビなどでギア自体も使えなくなってしまうという。そんな液漏れを防ぐポイントは2つ。


・湿気のこもる場所に長期間置かない


・長期間使用しない際は電池を抜いておく


また、牛田さんが特に注意が必要というのは、“海外製の乾電池”。海外製の製品などによく付属している海外製の乾電池は、日本の多湿な気候に合っていないため、長期間入れっぱなしにしておくと液漏れを起こしやすいんだとか。使うときには日本製の電池に入れ替えるのがおすすめだ。


 


液漏れしたギアの復活術。



電池が液漏れを起こすと、電池と接触する接点が青くサビてしまうことがよくある。ただ、これはメンテナンスで直せる可能性があるという。


「液漏れで電池接点に結晶が固着したり、サビしてしまったりしても、まだあきらめる必要はありません。きちんとメンテナンスをしてサビを落とせば、再び使用できる可能性があります」。


液漏れでサビてしまったギアのメンテナンス方法はとても簡単だ。


メンテナンスに必要なアイテムたったの3つ。



準備するのは、接点復活材(クレの“コンタクトスプレー”など)と紙やすり、ゴム手袋。


「接点復活材はホームセンターで1000円以内で買うことができます。通電のサポートをしてくれるだけじゃなく、腐食防止や防錆効果もあるスグレモノ。USBやイヤホンジャックの接触不良のメンテナンスにも使えるので1つ持っておくと便利ですよ。わざわざ買うのは…というなら、紙やすりで磨くだけでも十分です」。


 


手順1:液漏れでサビたパーツを取り出す。



まず、液漏れしている電池を取り外すわけだが、液漏れは人体に有毒な成分が含まれているため、素手では触らずにゴム手袋やビニール手袋などで手を覆って作業しよう。


 


手順2:接点復活剤を吹きかける。



続いて、接点復活材を電池接点に吹きかけて、布で拭く。軽いサビであればこれだけで復活する場合も多い。


しかし今回は、なかなかのサビ具合。サビ周辺にまんべんなく吹きかけ、布で擦り落とすように拭く。


 


手順3:紙やすりでサビを落とす。



接点復活剤を吹きかけただけでは通電しなければ、次は紙やすりで磨いてサビを落としていく。なかなか根気のいる作業だが、特段力はいらないので気長に磨けば確実にキレイにできるはず。



ヤスリで磨いた後はサビのカスが周囲のパーツに付着するため、使い古した歯ブラシなどで払ってやるとよりキレイになる。


 


手順4:仕上げのスプレー。



サビをある程度落とせたら、仕上げにもう一度接点復活材を軽く塗っておけば、さらに通電する可能性がアップする。


 


見事にランタン復活!



電池の接地面をはじめ、その周辺複数箇所にサビが付いていたが、接点復活剤を吹きかけ紙やすりで磨いていくと久しぶりに光が灯った。よってリペアは大成功!


あくまでこれは最低限のメンテナンスのため、ここで紹介したやり方では直らない場合も多々あるが、それほど手間がかからないため、試してみる価値は大きいといえる。


※このメンテナンスは、液漏れした部分が取り出せる場合に限ったもので、しかも液漏れしたギアを確実に復活させることができるという訳ではないので要注意!


※サビが発生した状態で放置しておくと、液漏れした部分だけでなく、他のパーツがダメになってしまう場合も少なくない。サビを落としても復活しない場合は、メーカーに問い合わせてみてほしい。


 


充電式アイテムの知っておきたい豆知識。


電池式に代わってアウトドアの照明器具として最近人気を集めているのが、バッテリー内蔵の充電式ランタンやヘッドライト。実はこの充電式機器にも知っておかないとすぐにギアがダメになってしまう落とし穴があるという。


そんな充電式機器のメンテナンスのコツについても牛田さんに聞いてみた。



覚えておきたい充電池事情。


「充電式のギアの多くは、バッテリー残量0%のままにしておくと寿命を縮めてしまいます。バッテリーの容量にもよりますが3ヶ月からせめて半年に1回は、充電するようにしてください」


・最近の充電式ギアは、リチウムイオン電池が主流


・リチウムイオン電池はバッテリー残量0%のままにしておくと寿命が縮む


・3ヶ月からせめて半年に1回は、充電が必要


いま充電式アイテムに多く使われているのはリチウムイオン電池だ。このリチウムイオン電池の場合、バッテリー残量0%のまま放置しておくと寿命を縮めることになってしまう。そのため、残量が無くなる前に継ぎ足し充電をする必要がある。


「バッテリーを使い切ってから充電するべき」と言われていたのはひと昔のはなし。これは一世代前に多く出回っていたニッケル・カドミウム(ニッカド)やニッケル水素電池を使用したもののことだ。



内蔵のバッテリーは交換できない場合も多く、バッテリーの寿命=ギアの寿命になってしまうため、シーズンオフなど、しばらく使わないときにも定期的に充電しておくのが長持ちさせるコツ! しっかり充電しておけば、いざというときにも役立つ。


 


メンテナンス次第で寿命も変わる。


使い方やメンテナンス次第で寿命が変わる電子機器。シーズンオフなどしばらくギアを使わないときにも正しく保管して、しっかりメンテナンスすれば、長く使うことができるのはもちろん、どんどん愛着のわくギアへと変わっていく。次のキャンプまでにメンテナンスをしてみてはいかがだろうか。


 


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