読者の皆様の中には、洋書を実際に読んでみたいという理由から英語学習を始めた方はいるのではないでしょうか?私もそのうちの1人です。また英語学習をするにあたって読書は避けては通れない道だと私は考えております。「でも、洋書はまだ私には難しそう」、「途中で諦めてしまうんじゃないだろうか」、「どの洋書を読めばいいかわからない」と思って、なかなか手を付けられない方もいますよね。そこで今回は文学部専攻で年に100冊以上の洋書を読む私がお勧めの洋書を紹介していきます。
洋書100冊読んだ中から厳選したいオススメの10冊
何故英語学習で読書が大切なのか?
私は言語学習者にとって読書は必須の学習法だと思います。あなたが言語学習者である限り、本の中にはあなたの知らない単語やフレーズが必ず含まれているからです。そういった意味で洋書は宝の山ではないでしょうか。最近ではアウトプットの重要性ばかり説かれている気がします。しかし、インプットがあってのアウトプットです。ぜひ洋書からたくさんインプットしていきましょう!
ただ楽しめないと続かないので、辞書を引くのが面倒だったら引かなくて大丈夫です。大切なのは楽しんで、実際に使われた生きた英語にたくさん触れることです。
1. How to Win Friends &Influence People –Dale Carnegie
これは小説ではなく自己啓発本です。自己啓発本と聞くと難しそうなイメージがありますが、そんなことはありません。この本はとっても読みやすいです。内容はアメリカの昔の偉人たちや成功者のエピソードから人とコミュニケーションをとるうえで大切な事、人生を豊かにする秘密等が描かれています。内容的にも非常に面白く、筆者のバイブル的存在になっております。少し昔の本なので古い英語も使われていますが、多くの英語に触れるといった点では英語学習にピッタリです。スラングは少ないですが、フォーマルな英語を学ぶことができます。
2. Matilda –Roald Dahl
この本は英語圏の子供達向けに書かれた本なので、英語学習にピッタリ!実際に使えそうなフレーズがたくさんあり、そのまま暗記するだけでも十分に使えます。英語学習者にとっては宝の山でしょう。
3. Tuesday with Morrie by Mitch Albom
Tuesdays with Morrie: An Old Man, a Young Man, and Life’s Greatest Lesson
Broadway Books (2002-10-08)
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この本は世界的大ベストセラーなので知っている方も多いと思います。しかし洋書で読んでみたことはありますか?なければ是非読んでみてください。内容は死期が迫ったモリー先生の元に教え子であったミッチが毎週火曜日に訪れます。そこで二人は様々な話題について話を繰り広げていきます。小説でありながら哲学書のような役割も兼ね備えているこの本は大傑作です。何度読んでも楽しめることでしょう。また様々な話題が出てくるので英語学習にはピッタリ。様々なジャンルの英単語が学べます。
4. Peter Pan – J.M.Barrie
Peter Pan: Peter and Wendy and Peter Pan in Kensington Gardens (Penguin Classics)
Penguin Classics
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皆さんご存知のピーター・パン。多くの方はストーリーがどのようなものであるかご存知ですよね。だからこそこの本はとっても読みやすいです。事前にストーリーを知っているからこそ、比較的に読み進めることができます。今でも世界中の子供から大人まで魅了しているこの本を、一度原書で読んでみてはいかがでしょうか?日本語版とは違った顔を見せてくれますよ。
5. Harry Potter –J.K Rowling
Scholastic Paperbacks
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上記の続きで多くの人が知っている作品と言えば「ハリーポッター」ですよね。誰もが簡単にすらすら読めるかと言うとそうではありませんが、もしあなたが英語力に自信がなくても映画を見たことがある、もしくは日本語の翻訳版を読んだことがあるならチャレンジしてみる価値があります。またイギリス出身の作家のためイギリス留学等を考えている人なら一度読んでみることをお勧めします。
6. The Perks of Being a Wallflower – Stephen Chbosky
Pocket Books
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過激な描写からアメリカのいくつかの高校の図書館で置くことが禁じられた本です。エマ・ワトソン、そして今注目の俳優の一人エズラ・ミラーを主要キャストで映画化もされています。元々人気があった本ですが、映画化されてからは再び売り上げが伸び、ニューヨークタイムズのベストセラーリストに名を連ねています。あらすじは主人公サムはいつも壁際にいる内気な少年。親友も自殺で亡くし、見知らぬ友だちに向けて手紙を書く日々。高校入学後サムという女の子に一目ぼれし、彼女の兄パトリックと知り合い、自分の人生を切り開いていくお話です。会話が多い文体なので、たくさんのフレーズを学ぶことができます。
7. You Are a Badass: How to Stop Doubting Your Greatness and Start Living an Awesome Life – Jen Sincero
You Are a Badass: How to Stop Doubting Your Greatness and Start Living an Awesome Life
Running Press
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これは単なる自己啓発書ではありません。私が初めて読んだとき、こんなに面白い本があるのかと驚きました。いたるところにユーモアが散りばめられています。もちろん心に響くメッセージ、アドバイスも含まれています。活きた英語が使われているので英語学習にもピッタリ。
8. Diary of a Wimpy Kid – Jeff Kinney
Puffin
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おそらく知っている方も多いであろうこの作品。作者はアメリカの漫画家です。また児童書のため非常に読みやすいです。児童書といえども一冊のボリュームは結構あるので、読解の練習、インプットにはピッタリ。主人公グレッグが書いた日記という形式をとっています。くすっと笑える場面が多いです。グレッグの日常を見ながら英語学習に役立ててはいかがですか?
9. A Tale For The Time Being – Ruth Ozeki
Canongate Books
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作者はアメリカ人の父と日本人の母親を持つ日系アメリカ人です。そんな作者が書いたこの小説は日本人の女の子が主人公です。あらすじは東京に住む16歳の女の子ナオが見知らぬ誰かに書いた手紙をカナダ在住のRuthがたまたま拾い読み始めます。好奇心で読み始めたRuthですが次第にナオの手紙の内容に引き込まれています。現代日本に潜む様々な問題を描いた作品です。中級レベル向けの少し難しい英語が使われていますが、日本人なら読んでみる価値ありです。
10. The Fault in Our Stars – John Green
Penguin
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世界的ベストセラーであり映画も大成功したこの作品は言うまでもなく大傑作です。ウィットに溢れながらも読者を感動させる素晴らしい内容になっています。英語もそれほど難しくなく、英語を読む練習、インプットにはピッタリです。死と隣り合わせになった二人をこれほどまで力強く、そして感動的に描くことができる作者には脱帽です。ガスのセリフはどれもウィットに富んでおり、そのまま覚えて実際に使ってみるとかっこいいですね。
いかがでしたか?もしどの本を読もうか悩んだときは、ぜひ参考にしてみてくださいね。また自分の興味がある分野の本を読んでみるのもいいですね。今回は皆さんが楽しめそうな本を紹介させていただきましたが、科学に興味がある人は科学系の本を読んでみるなどもおすすめです。
英語が使えることの利点の一つは日本語ではカバーされていない多くの情報、また最新の情報をいち早くゲットできることです。またオンライン英会話で講師との会話の内容に困っている方は、自分が読んでみた洋書について話してみるのもいいですね。私がフィリピン人とのオンライン英会話をしていた時は、お互いのおすすめの洋書を紹介し合ったりしていました。