目がピクピクするのは命にかかわる病気の可能性

疲れているときに目がピクピクと痙攣した経験は誰にでもあるはず。じつはそこに、大きな病気が隠されている場合もあります。目の痙攣は動脈硬化や脳腫瘍など、命にかかわる病気が原因である可能性もあるのです。目がピクピクする原因と病気の見極め方を見ていきましょう。

目がピクピクする症状は数日で治まる

基本的に多くの人におきる目のピクピクは、眼瞼ミオキミアと呼ばれるもの。おもにストレスや疲れが原因です。

眼瞼ミオキミアは、顔の筋肉を動かす顔面神経が眼精疲労やストレスにより正常に働かず、目のまわりの筋肉を勝手に動かしてしまうこと。目がピクピクする症状は数日で自然に治まります。

目がピクピクするのが気になる場合は、顔面神経が近くにある目じりや、耳の裏の少しくぼんだ部分を押すのが効果的。20～30秒間くらい押すことで、顔面神経の働きを正常化できることがあります。

ただし、注意しなければならないのは、動脈硬化や脳腫瘍によって顔面神経が圧迫されても、同様に目がピクピクする現象がおこること。すなわち、目がピクピクするのは命に関わる病気の可能性もあるのです。

注意しなければならないのは、目がピクピクする症状が2週間以上続いたり、目がピクピクする範囲が広がったりするケース。すぐに精密検査を受けたほうがよいでしょう。

また、顔の片側半分が痙攣するような顔面痙攣や、片側の目が強い痙攣をおこして閉じてしまうような眼瞼痙攣は危険な病気の可能性が大。また、目のピクピクが両側に出てくるのも危険なサインです。

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