2015年にカリフォルニア大学が発表した研究によると、睡眠が5時間未満の人は免疫力が下がって、風邪をひくリスクが4.5倍にもなることがわかりました。睡眠負債で風邪をひくリスクがアップするのです。しかも、睡眠負債による免疫力低下はがんリスクにも影響を与えているのでした。

睡眠負債で風邪をひくリスクが4.5倍にアップ

睡眠負債があると抗体ができづらい

睡眠5時間未満で風邪をひくリスクが4.5倍…と聞いて、たかが風邪といって甘く見てはいけません。免疫力が下がることで、風邪だけでなくインフルエンザやノロウイルス、肺炎などさまざまな感染症にかかりやすくなります。

最近の研究によって、睡眠にはいろいろな効果があることがわかってきたのです。その1つが、風邪などに関係する免疫力になります。しっかり睡眠をとると、風邪のウイルスを撃退する確率も上がるのです。

さらに、インフルエンザ予防に抗体を注射しても、そのときに睡眠負債があると抗体ができづらいということもわかっています。十分な睡眠というのは、単なる休息以外にも体にさまざまな影響を与えているのです。

睡眠負債で免疫細胞の働きが鈍化

日本人女性の部位別がん患者数を見ると、3位が胃がんで2位が大腸がん、そして1位が乳がんです。この乳がんにも、睡眠負債の関係があります。

2008年に東北大学が発表した研究によると、睡眠が6時間以下の人は乳がんリスクが1.7倍になることがわかりました。男性も安心できません。睡眠が6時間以下の人は、前立腺がんのリスクが1.4倍になることもわかっているからです。

また、アメリカのシカゴ大学では、数匹のマウスにがん細胞を移植。そして、定期的に通過するバーでマウスの睡眠を妨害したところ、4週間後には睡眠をしたマウスに比べてがん細胞が2倍になっていたのです。

通常、体にがん細胞ができても免疫細胞が攻撃して抑え込んでくれます。しかし、睡眠負債になると免疫細胞の働きが鈍くなり、がん細胞が増殖してしまうのです。

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情報提供元:インナーマッスル
記事名:「睡眠負債で風邪をひくリスクが4.5倍にアップ