ふくらはぎがつる原因はもしかしたら糖尿病かも

睡眠中にふくらはぎがつる原因はマグネシウム不足といわれます。しかし、一晩に複数回もおこる場合は注意が必要です。ふくらはぎがつる原因は、もしかしたら糖尿病かもしれません。また、服用している薬によってもふくらはぎがつることもあります。ふくらはぎがつるメカニズムを見ていきましょう。

ふくらはぎがつるメカニズム

ふくらはぎがつる状態とは、ふくらはぎの筋肉である腓腹筋が自分の意思とは関係なく生じる、痛みを伴った痙攣のこと。50歳以上の人の半数以上に、夜間にふくらはぎがつるという症状があるといいます。

じつは、ふくらはぎがつるメカニズムはまだよく解明されていません。ただし、筋肉が収縮しているという情報を脊髄に伝えるセンサーがうまく働いていないと、ふくらはぎがつりやすい状態となることはわかっています。

筋肉の疲労によってセンサーの誤動作は発生しやすくなるため、ふくらはぎがつるのは通常は運動中です。睡眠中はふくらはぎの筋肉は収縮している状態。このときにセンサーの誤動作が発生することがふくらはぎがつる原因と考えられます。

一般的にふくらはぎがつる原因はマグネシウム不足にあるといわれます。ただし、睡眠中にふくらはぎがつる現象が頻繁におこる場合、末梢神経が侵される疾患や腰の骨の病気などが疑われます。

とくに糖尿病は、血中にいつまでもブドウ糖が残存することで血管内皮や抹消の組織に障害が出る病気。脚の神経がおかしくなるケースもよく見られます。このため、ふくらはぎがつる原因が糖尿病の場合もあるのです。

また、ふくらはぎがつる原因が、高血圧や脂質異常症の薬、利尿薬などのことも…。それでも原因がはっきりしない場合は「夜間有痛性筋痙攣」という病名と診断されます。

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