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コロナ禍蔓延のさなか、合コン体験記事はもはや懐かしき過去のファンタジーと化しつつあるのか!?




『女子SPA!』が『読モが体験した、ドン引き合コン談。読モをあさる男性の生態って…』なるタイトルのコラムを8月11日に配信し、なぜかその翌日には削除されていた。内容になんらかの不都合があったのか、システム上の突発的なエラーだったのか、その理由は謎なんだが、簡単に80ワード以内で要約すると、



 



「『読モだけを揃えて』と、リクエストされた合コンに読モ経験者の筆者が参加したら、男子側に全員の名前や誌面掲載される肩書きまでを当てられてキモかった」



 



……みたいな感じで、まあ、そこまで害があるとも思えない内容の体験談であった。ちなみに念のため、「読モ」とは「読者モデル」の略語で、



 




「ファッション雑誌に登場するファッションモデルのうち、女子学生やOLなどの肩書きで一般読者として誌面に登場するモデル」(Wikipediaより)






……のことを指し、雑誌に勢いがあった一昔前では、今で言うSNSのインフルエンサー的な役割を担っていた。



 



さて。私が今回、ここcitrusで論じたいのは、読モのことでも読モマニアの「キモい」男子のことでもない。こういった「リアル対面型の合コンのルポルタージュが、一体このご時世にどれくらい、どんなたぐいの需要があるのか?」について、である。



 



同コラムにあった「読モ合コン」が、コロナ以前・コロナ以降……どの時期に行われたのかは不明だけれど、新型コロナショックがいっこうに収束を見せないさなか、6人だとか8人だとか10人だとかが密なスペースで一気に集合する「合コン」なるイベントを、たとえば週ごとペースで開催する豪気な輩は、まだそう多くも実在するのだろうか? 



 



緊急事態宣言あたりからの私の “自粛度”は、正直に申告すれば「並の下」といったところだが、その私ですら、合コンに参加するのはさすがにおっかない。今年に入ってからは(※8月12日の時点で)、もちろん一度だって誘われたこともない。飲みだろうが仕事だろうが、4人を超える会合は避けて、「雰囲気が良くて狭いお店」よりは「雰囲気はほどほどだけど広いお店」を選ぶように努めている。22時には必ずお開きにして、二次会はやらない。



 



たしかに、女子との新しい出会いは激減……どころか皆無になった。しかし、それはそれで料理や宅飲みにこだわってみたり、野球に専念できたり(すみません! 草野球は相変わらず週2〜3回でやってます)、読書や(自宅での)映画鑑賞、あと長い原稿の執筆に時間を費やせたり……と、なかなかに悪くない。ウィズコロナの時代にフィットしたライフスタイルを徐々にではあるが、築きつつあるわけだ。



 



そりゃあ、たまには「合コン…行きたいなぁ」なんて想いも頭をよぎりはする。ただ「合コン」というワードにはすでにノスタルジック、懐かしい響きさえあり、もはや “遠い過去の絵空事”でしかない感覚もある。したがって、その体験ルポを読んでいても、シズル感のようなものがまったく伝わってこない。



 



全共闘時代の「合同ハイキング」、バブル時代の「一泊に15万円をかけたクリスマス」……「合コン」も近い将来、そんなファンタジックな饗宴へとなり果ててしまうのかもしれない。ホンのちょっぴり寂しい……のか?


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