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「安全な遊び方を知った」不倫騒動の渦中にいるアンジャッシュ渡部の “とある発言” について、あえて触れてみた!




 



今日は、お笑いコンビ『アンジャッシュ』の渡部建(47)の不倫問題について、ちょっと書いてみようかと思う。正直、あまり触れたくない案件だった。社会学者の古市憲寿氏も『とくダネ!』で



 



「不倫相手の人たちや奥さんとか、不快に感じた人に謝ることはあってもいいけど、別に僕たち社会が渡部さんから、なにかダメージを受けたわけじゃないので、謝罪会見なんてする必要はない」



 



……みたいなコメントをしていたが、まったくもってそのとおりで、また我々が “張本人”に対してつべこべ文句を垂れる義理もない……と、そんな理屈から「触れたくなかった」のだ。ぶっちゃけ、渡部レベルの浮気って一般人のあいだでもありがちな話だし、公衆トイレや漫画喫茶の個室……ほかモロモロの、本来そういうことをヤルべきではない場所で、そういうことをヤッちゃうヒトもけっこう実在する……らしいし。もし、私が猛烈な便意をもよおしているときに、一つしかない公衆トイレの個室からカップルの “アノ声”が漏れ聞こえでもしたら、むっちゃ糞慨、いや憤慨してガンガンとドアを叩いちゃいますけどね(笑)。



 



で、同不倫問題に関してはそんなスタンスだった私がなぜ、あえて「ちょっと書いてみようかと思った」のか? 理由は、『週刊文春』の6月25日発売号に掲載されている『渡部建独占告白90分 佐々木希叱責「あなたは舐めている」』なるタイトルの特集内にあった以下の発言に、妙な違和感を感じてしまったからにほかならない。



 



「妻と知り合ってから安全な遊び方を知り、そこから抜け出せなかった。彼女たちに対しては気持ちのないまま接していたし、気持ちの上で浮ついたことはありませんでした。僕は今でも妻を愛しています」



 



あまりにひどい物言いだと、読んでて悲しくなった。どこらへんのなにが「ひどい物言い」かって、「安全な遊び方」「彼女たちに対しては気持ちのないまま接していた、気持ちの上で浮ついたことはなかった」というくだり……。このセリフを妻 “だけ”にぶつけるならまだ辛うじて許せる。が、いくら “浮気相手”を完全に切り捨てる覚悟とはいえ、こうした一方的な弁明を公に向けて発信するってえのはいかがなものだろう? 「アッチを立てたらコッチが立たない」にもほどがある。「彼女たち」だって、いろんなことを考えながら日々を生き抜いている人間なのだ。もういくぶんかは「彼女たち」の人格ってものを配慮する表現をしてもかまわないのではないか? これじゃあ、完全に “モノ”、無機物扱いである。



 



やはり、かつて不倫騒動を起こして世論の袋叩きにあった俳優の東出昌大(32)が、囲み取材の際、記者さんから「杏さんと唐田さんのどちらか好きですか?」との質問を受けたとき、



 



「お相手のこともあるので、私の心の内を今ここでしゃべるのは妻を傷つけることになると思うので、申し訳ありませんが、お答えできません」



 



……と、どっちつかずな回答をし、「はっきり『妻です!』って言ってくれないんだ…」「この答えのほうがよっぽど傷つく」……なんて風に、またネット上でボコボコにされてしまったエピソードは記憶に新しいが、まだ東出の優柔不断な態度のほうが人間味を匂わせてくれるぶん可愛げがある……と、考えるのは私だけなのか? この東出の “失態”を渡部が反面教師にしたのかどうかは知る由もないが、いずれにせよ、ここは余計な冗舌は付け足さずに「僕は今でも妻を愛しています」の一言だけで終わらしてほしかった。間違ってますかね? ボク……。


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