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「妻が怖くて帰れない…」家のドアを開けられず、車中泊が至福の時間となってしまった男性




 



■突然、怒鳴る妻に対応できない…



 



結婚して13年、12歳を頭に3人の子がいるヒロアキさん(41歳)。3歳年上の妻は、子どもが増えるたびに強くなってきた。





「強いのはいいんですが、ここ数年、いきなり怒鳴ることが多いんですよ。子どもに対してということもあるし、僕が帰るといきなり、『どこほっつき歩いてるの! 20分遅いでしょ』って。確かに帰るとメッセージを送ってから遅れはしたけど、それは電車が遅れたりちょっとコンビニに寄ったりしていたから。そう言うと、『だったら連絡くらいしなさいよ』って。その後、『ったく、ふざけるんじゃないわよ』という言葉がつく。それがより怖さを増しますね」





捨て台詞は人を怯えさせるのにじゅうぶんなのだ。人はあまり捨て台詞に慣れていない。それにしても、たかだか20分ほど帰宅が遅れたことで、なぜ妻はそこまで怒鳴りつけるのか。





「単純に、僕の言っていることとやっていることが違う、というのが彼女の言い分。自分が言った時間に帰れないなら連絡するべきだろう、と。ただ、僕が時間通りに帰ろうと20分遅れようと、妻にとっては何の影響もないんですよ」





というのは、夫は自分の食事は自分で温め直すから。テーブルの上はおかずだけ遺されている。炊飯器にごはんがあるのを確認し、味噌汁は自分で温める。それが20分遅れたからといって、何の問題があるだろうと彼は思うのだ。





「僕が“言うことをきかない”から、妻の逆鱗に触れる。妻はすべてを支配したいんでしょうね」





子どもたちはまだ、妻の支配が効く年齢だが、いちばん上の子がそろそろ反抗的な態度を見せている。それに苛立っている妻は、夫に八つ当たりをするわけだ。



 



 



■もう黙り込むしかない…



 



ヒロアキさんの対処法は、ただひたすら黙り込むこと。妻の罵声を脳にとどめず、流してしまうしかない。まともに受け止めたら、ヒロアキさん自身の心身がもたない。





「前は説得しようとしていたんですよ。だけどそうすると妻は激昂していくだけ。いちばん上の子に聞いたら、僕が妻を説得しようとしたあとは、よけい子どもたちへの当たりが強くなるらしい。それを聞いて、ムダな説得はやめました」





最近では、家のドアを開けるのが怖くて、「今日は残業」とメッセージを送って駐車場に置いてある車の中で、ひとりコンビニ弁当を食べる夜もある。マンションの自宅の灯りが全部消えるのを見計らってから帰宅するのだ。





「そんなときに限って、電気は消しているけど妻は眠っていなかったということもある。そうするとまた怒られるので、ちゃんと寝静まるのを待ったりもしています」





車の中にいる時間は、至福のときだという。新聞代わりにスマホでニュースをチェックしたり、ゲームをしたりして自分の時間を満喫する。さらに最近は、車の中に分厚い本などを持ち込むようになった。





「車で読書をするのが楽しいです。でもときどき、おまわりさんが巡回していたりするんですよね。あやしいんでしょう、職質を受けることもあります。つい先日も職質されたので、『妻が寝るのを待って家に帰るんですよ』と言ってみました。おまわりさん、哀れむような目で見ていましたね」





この状況はいつまで続くのか、そして彼の心身がいつまで保つのか、彼自身も「それが心配」と表情を曇らせた。


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