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名乗ることで職業になる?美男子だらけの環境で活躍する「イケメン評論家」とは




 



「大人の女性に向けて、面白くて役に立つ情報をお届けするメディア」を目指す『コクハク』が、「イケメン評論家」なる“職業”について言及するコラムを配信していた



 



読んで字のごとく、「イケメンについてあれこれコメントするお仕事」のことである……らしい。同コラムの筆者は、自ら「イケメン評論家の第一人者」を自称する作家の内藤みかというヒトで、2004年に「イケメン評論家って職業があったら楽しいだろうな」「世の中にはいろいろな評論家がいるのだから、イケメンを評論する人がいてもよいではないか」……と妄想し、試しにGoogleで検索したところ、結果は0件だったので、「誰もやっていないのなら私がなる」と、冗談半分で名乗ってみたのがきっかけであったのだそう。

 



さまざまな試行錯誤と努力の積み重ねが実って、今ではテレビや雑誌でイケメンについてのコメントを寄せたり、イケメンの審査員を依頼されたり、イケメン舞台の脚本を手掛けたり、自身の撮影でイケメン写真集を出版したり……と「評論家」としての活躍の幅を広げているという。



 



 



お手並み拝見ってことで、この内藤さんが半年ほど前に執筆した『目移りして選べないホストクラブで指名を迷わず決める方法』なるタイトルの、少々ニッチなテーマのコラムを読んでみた。



 



 




話は簡単です。店に行く前の自分の気持ちに戻ってみればいいだけ。どんなホストがいたらいいな、と想像していたかを思い出してみましょう。



たとえば「今日は友達と一緒に行くし、面白いホストがいてみんなを笑わせてくれたらいいなあ」と考えていたなら、送り指名(=初回来店の際、店の下まで見送ってもらうホストを指名すること)もお笑い系の人を選べばいいのです。




 



……みたいなことが書いてあった。わりと普通な結論ではあるが、



 



 




 好みすぎるホストを送り指名にするのは、ある程度の覚悟が必要です。(※どストライクなホストと迂闊に親密になってしまったら、いずれは彼のためならと高いボトルを入れるような、貢ぐ人生が始まってしまう危険性もあるから)




 



……あたりの警鐘は、定期的なホストクラブ通いできちんと(?)お金を落として“取材”している作家さんならではの説得力を秘めている。



 



 




私もイケメン評論家になりたいです、というメールを何通もいただいています。でも、先に名乗っている人がいるところにやってきても、おそらくあまりうまみはありません。



おすすめは、自分で職業を作ってしまうことです。何かマニアックに夢中になっているものがあるのなら、その分野での評論家を自称し、ブログやSNSを始めてみてはいかがでしょう。何かに突出して詳しい人は重宝され、コメント依頼も到来するものです。 




 



……とも内藤さんは語る。まったくもってそのとおりだと思う。



 



 



私もここcitrusでは「ネットニュースパトローラー(=NNP)」を勝手に自称しているが、とりあえず名乗りをあげようとした当初はYahoo!で検索をかけても、ヒット件数は0だった。日々のホンの数分で済むネットサーフィンで豊富にコラムのネタがノンジャンル的に拾えて、しかもネタの“素材”に対する見識が多少浅くとも引用で誤魔化し、「自分、パトロールしてるだけなんで」と開き直ることだってできる。つまり、原稿の“大量生産”が可能な、魅惑的な肩書きなのである。 



 



残念ながら、現時点で「ネットニュースパトローラー」として、他のメディアからいただいた仕事は一つもないのだけれど、たしか私がプロフィールに「NNP」をつけ加えたのは2016年ごろで、たかだか3年ほど前の話。いっぽう、内藤さんが「イケメン評論家」を名乗ったのが2004年……と、すでに15年が経っている。まだまだ私なんぞでは年期が足りんのかもしれない。「継続は力なり」ってことだ。


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