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「チェーン居酒屋でのデート が好きな女子」は本当に存在するのか?





「20代サラリーマンにとって、度重なるデート費用は地味に痛い出費。本音を言えば、単価をできるだけ抑えたいところですが、チェーン居酒屋に連れていってもいいものなのか……。」




そんなリード文ではじまる、とあるアンケート調査の結果を、20代のビジネスパーソン向けのニュースサイト『bizSPA!フレッシュ』が報じていた。その「とあるアンケート調査」とは、20代女性に聞く「デートで許せないチェーン居酒屋」ランキング。とりあえずは、そのベスト(ワースト?)4を見てみよう。



 



1位:和民



2位:魚民



3位:串カツ田中



4位:坐・和民 養老乃瀧 鳥貴族(※すべて同票)



 



50代半ばの私をはじめとする中高年世代からすれば、「チェーン居酒屋をデートの場に選んだ時点でどこも似たようなもの」って気もしなくはないのだけれど、「雰囲気がない」「店内がうるさい」(4位の店を選んだ女性の意見)、「ダイエット中に脂っこい料理はカンベン」(串カツ田中を選んだ女性の意見)、「おじさんがたくさん使っていそう」(魚民を選んだ女性の意見)、「不味い」「ブラック企業のイメージが強すぎる」(和民を選んだ女性の意見)……と、20代の若者世代にとっては、微妙な差異があるらしい。



 



ちなみに、本記事中では、「そもそもチェーン居酒屋デート自体がアリなのか?」についてもリサーチを行っており、この質問に対しては、以下のようなさまざまな賛否両論の意見が飛び交っている。



 




「生まれてこの方、居酒屋という所に行ったことがない」(27歳女性)



「居酒屋は全部許さない」(21歳女性)



「チェーン居酒屋は安くて好きなので、どこでもいいです」(21歳女性)



「どんな店でも、連れて行ってくれたという気持ちだけでも嬉しいので」(25歳女性)



「店はどこでもいいけど、調子に乗る人はどんな店でも無理」(21歳女性)



「場所よりも、その場を楽しもうとするお互いの気持ちの方が大事です」(27歳)




 



決して自慢しているわけではないのだが、私は20代の女性と“デート”……とまで色っぽい性質のものではないにせよ、サシで夜食事に行く機会には、わりと恵まれていたりする。また、そうしたいくつかの実体験から私の雑感を述べるかぎり、下手に高級なお店よりも、「会計は全部コッチ持ち」が既定路線であるにもかかわらずサイゼリアだとか、それこそ今回のランキングに上がったチェーン居酒屋のほうを心底から好む子は、たしかに少なからず実在する。「若い女子が普段は行けないようなお店に連れていって“あげた”ほうが、年輩としてのお株もアップするに違いない」といった、ある意味“自分勝手”なおじさんの決めつけと上から目線が、せっかくの世代を超えたコミュニケーションチャンスを“一回こっきり”のものへと終着させてしまうのである。ああ、もったいない……。



 



私は、おじさんが娘ほどの年齢の若い女子(ときには息子ほどの年齢の若い男子とも)と良好な関係を“持続”させるための場所選びは“代わりばんこ”がベストだと考える。



 



最初のお店はチェーン系ではない、二人で1万円前後のカジュアルなお店をチョイスし、そこで相手の趣味嗜好や金銭感覚を注意深く探り出す。そして、もし相手が本当に、チェーン居酒屋のほうがくつろげるタイプならば、次はその彼女(彼)がオススメするお店へと素直にエスコートしてもらう。さらに、その数回後の“次”には、高級なお店にも誘ってみる。一度、このような段取りを踏んだうえで、20代前半の女子を「鴨肉が美味いと評判のビストロ(総額2万円強)」に連れていったら、とても満足してくれた。なんでも彼女は「鴨肉を食べるのは生まれて初めてだった」という。若さゆえ、単なる“食べず嫌い”として、これまで鴨肉に接することを敬遠していただけなのだ。



 



おじさんである私は「昨今のチェーン居酒屋の企業努力の成果」を事細やかに分析でき、いっぽうの娘(息子)ほどの年齢差がある若いヒトたちは「食べず嫌いで済ましていたメニュー」を一つずつつぶしていく……これぞ「ウィンウィンの法則」ってヤツなのではなかろうか?


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