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愛ではなく支配… 行動をすべて報告しないと不機嫌になる妻




 



1日に何度も妻に連絡をとらなくてはいけない男性がいる。かつて浮気疑惑をもたれたことから、すべての行動を妻に報告するようになったのだという。そうでないと「妻が不機嫌になるから」だ。



 



 



■新婚のころに浮気を疑われて



 



「新婚半年くらいのときに、偶然、大学時代の同期生に会って夜中まで飲んだことがあるんですよ。同期が女性だったことから妻は浮気を疑い、『死んでやる』と大騒ぎ。相手の両親までまきこんで、同期の女性までもが来て浮気を否定してくれた。妻とは出会って半年のスピード婚だったんですが、こんな女性なのかとびっくりしました」



 



サトシさん(43歳)は12年前のできごとを苦汁をなめたような顔で語った。あのときに離婚していればという思いがちらっとかすめているのかもしれない。



 



「その後、子どもがふたりできました。出産するたびに妻はますます私を支配したがるようになっていった。子育ては大変だとわかるし、僕も積極的にやっているほうだと思うけど、それでもいつどこで誰と何をしているのか、勤務時間以外は全部報告しないといけないんです」



 



会社から研修でセミナーに参加したときは、時間割を渡して妻に説明した。セミナー修了後は講師を囲んでの食事会や飲み会があったが、それも毎回、妻に許可をもらっていたという。



 



「セミナーは僕の仕事のステップアップのため。講師と飲んで学ぶことも多かった。なのにある日、妻が『今日は帰ってきて』と。妻が心身ともにつらいときは僕の妹に来てもらっていたので、妹を呼べばいいとメッセージしたら、『あなたに帰ってきてほしい』と。しかたなく帰りましたけど、妻が僕を呼び戻したのは、セミナーに慣れてきて、そろそろ女性と飲むチャンスをうかがっているんじゃないかと思ったからだそうです。そんなにオレを信じられないのかと思わず叫びましたね」



 



家庭をこのままにしておいていいのかとサトシさんは本気で悩んだという。



 



 



■どうしたら妻は機嫌がよくなるのだろうか



 



11歳の長男と9歳の長女に悪影響は及ぼしたくない。その一心でサトシさんは、妻の支配に言いなりになってきた。



 



「それでも最近は残業だと言って同僚と軽く一杯やったり、ひとりでバーに寄ったりと息抜きを覚えたんです。気分転換してから覚悟をして帰宅する。そういう日々でした。そうしたら妻は、なにか察したんでしょうね。定時が終わるころに、『早く帰ってきて』というメッセージを何度も送ってくる。これから打ち合わせと返信すると、今度は電話をじゃんじゃん鳴らす。もちろん音が出ないようにしていますけどね」



 



子どもたちに悪影響を及ぼしたくないと思ってはいるが、母がイライラして父を追っているのを子どもたちは見ている。



 



「結婚生活も10年を超えたのだから、もう少しどんど構えてもいいんじゃないのと言ったことがあるんです。すると妻は、『あなたはいつも冷たい』と泣き出して。愛されてるのよと義父母は言うんですが、そうじゃない。これは支配だといつも感じています」



 



妻に支配され続ける人生。今はしかたがないと言うサトシさんだが、子どもたちが成人したらどうなるのか。それを考えると老いるのが恐怖だと彼はつぶやいた。


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