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『ナカイの窓』に出演した“イマドキ女子の生態”は本当にイマドキなのか?




『しらべぇ』によると1月30日、バラエティ番組『ナカイの窓』(日本テレビ系)が、「バカな男に教えるイマドキ女子の生態」と題する特集を放送。メインMCの中居正広(46)を含む、女心のわかっていないおバカな(出演)男性陣(タレント)がイマドキ女子の生態を勉強するという趣旨であったが、「イマドキ女子」の“代表”として出演していた8人の女性の価値観やライフスタイルに、ネット上では「全然共感できない」との“同性”からの声が多く上がっている……らしい。



 



私も偶然この番組を観ていたのだけれど、たしかに今回の出演女性らに、いささかな偏りを感じたのは否めない。「テレビに出る」というルートを持っている時点ですでに“普通”じゃないし、「実際に出てタレント相手にそこそこの長時間、あそこまで流暢に喋りがこなせる」のも“素人”ってよりは、もはや“半素人”の域である。しかも、そんな似たような世界に巣くう同人種をたった8人だけ束ね、それを「イマドキ女子」の一言で括ってしまったら……そりゃあ、「全然共感できない」との“同性”からの声が多く上がるのも無理はなかろう。



 



ただ、「納得できなくもない」と私個人としては、ある程度「共感」できる「イマドキ女性の生態」もいくつかあったのは事実で、たとえば「イマドキ女性はマッチングアプリで異性と出会っている」「イマドキ女性はSNSの裏アカウントを持っている」といったネット社会を背景とする“傾向”は、「当たり前」とまではいかなくとも、時代に比較的マッチした「若い世代と中年世代とのギャップ」を炙り出す“いい討論”であった。前にもここcitrusで書いたが、あと5年も経てば、下手すりゃ結婚式で司会者から「お二人の出会いのきっかけはペアーズでした、ティンダーでした」なんて風に新郎新婦のなりそめを紹介をされる光景は珍しくもなくなるだろうし、もはやSNSをはじめとする多くのソーシャルメディアが「本音を漏らすツール」ではなく「建て前と本音を使い分けねばならないツール」として扱われているのは“常識”となりつつある。



 



でも、出演女性らによる以下のカミングアウト、



 




「私の周りの友達はほぼ全員(浮気や不倫を)している」



 



(出演女性8人のうち、5人が「浮気や不倫経験アリ」と回答し)「なんか、彼女や奥さんがいるほうが魅力的に見える」



 



「7股したことあります」




 



……などは、さすがにコレを「イマドキ女子の生態」として「勉強」するのは、乱暴すぎるのではないか……と指摘せざるを得ない。



 



だって、こーいう女性って……昔からいる所には一定数実在してましたからね。比率も「イマドキ」とさほど変わってないんじゃないか? ビッチ系の女性はビッチ系同士でつるむ、奥手な女性は奥手同士でつるむ──この手の“習性”は今も昔も、成人して年齢を重ねれば重ねるほど顕著に現れるものであり、つまりがこの案件は「時の流れ」というよりは「生息区域」の問題なのだ。そして、テレビに出るルートを持ち、出てドヤ顔でエキセントリックな日常を語れるような“半素人女性”は、得てしてビッチ系に多い。そこから芋づる式に「たった8人」をピックアップしたところで、“異常さ”が際立つ結果となってしまうのは自明の理。「テレビ的におもしろい」だけで、その後控えているのは“炎上”でしかない。



 



それにしても、公の場で浮気や不倫や7股を公言するってえのは、いったいどんなメンタルを土壌としているんだろう? 「奔放」を演じたいのか? あるいは「アタシはモテている」をアピールしたいのか……? 今回の出演がいずれ彼女らの黒歴史とならないことを、ひたすら祈りたい。


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