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日本に実在する「一夫多妻」ファミリー。円満継続するたったひとつのコツがあるとしたら…


出典:いやさかファミリーブログ


佐賀県に、日本ではかなり珍しい「一夫多妻」を実践している「西山家」という一家があるらしい。そして、その家族にWEB取材を敢行した『「本音で生きると決めたら、この形になった」“一夫多妻”で暮らす西山家のリアル(前編)』なるタイトルの記事を、「20代ビジネスパーソンのバイブル」を目指すニュースメディア『新R25』が配信していた。まだ「前編」しか目を通していないのだが、とりあえずは今の時点で同記事から得た情報を、一夫多妻について云々論じる前に、箇条書きでまとめておこう。



 



・夫である(西山)嘉克さんは、「人として尊敬できるところ」に惹かれ、ゆかりさんとまず結婚した



 



・結婚して半年ほど経ったとき、嘉克さんは自身の事務所でアシスタントをしていた裕子さんのことも好きになってしまった



 



・嘉克さんは3ヶ月ほど悩んだ挙げ句、「裕子さんのことも好きになっている自分がいます。これが本当の僕です」と、妊娠中のゆかりさんに打ち明ける



 



・嘉克さんによる「これから夫婦生活を送るにあたって、僕が本音で生きるか、本音を隠して生きるか、どっちがいい?」との問いに、ゆかりさんは渋々「あなたと生きるなら本音がいい」と答えた



 



・最初は「何言ってんだクソ!」と複雑な心境だったゆかりさんだが、次第に「裕子さんだったら夫が好きになっても仕方ないな…」と心変わりしていく



 



・3人での話し合いのすえ、次第に「3人で幸せに生きる道もあるのかもしれないな」と裕子さんも心変わりしていき、「誰かが不幸になったらやめる」という条件を付け、一夫多妻のスタイルで暮らしはじめる



 



・日本では重婚が禁止されているため、戸籍上は3人とも独身。ゆかりさんと籍を入れたあとに離婚して、次に裕子さんと籍を入れたあとに離婚。離婚後は旧姓を名乗れるので、名字は全員「西山」になっている



 



・このスタイルで暮らしはじめて約6年が経過。現在は、ゆかりさんとの子どもが2人、裕子さんとの子どもが4人誕生し、計9人家族



 



戸籍上の裏技(?)も含め、なんとも凄まじい“実話”である。ちなみに、嘉克さんが“二人の妻”に抱く感情は「ゆかりさん→人として尊敬している人生の同志的存在=愛している」「裕子さん→もうちょっと恋人っぽい関係=好き」と、微妙にニュアンスを異にしているという。



 



さて。ここまでを咀嚼して、懸命なるcitrus読者の皆さんは一体どうお感じになったことだろう? 「なんて身勝手な男なんだ!」「コレを許している奥さんたちの気持ちが理解できない!」……こんなバッシングの声を上げる方々も多いと察する(実際、ヤフーニュースに配信された記事下のコメント欄は批判的な論調がほとんどだった)。



 



私は正直、この一夫多妻の家族構成を称賛すべきなのか、批難すべきなのか……が、よくわからない。ただ、倫理だのモラルだの……と、そういう争点は抜きにして、仮に「自分が一夫多妻の張本人(家長)になったら…」をシンプルにシミュレイトしてみると……私には絶対無理! 書道家である嘉克さんは「普段は人の目を見て感じたことを作品にする仕事をしているので、職業柄、隠れて不倫する度胸がなかった」と語るが、私なら確実に「隠れてこそこそ不倫する」ほうを選んでしまう。私のことを好いてくれている女性を同じ空間に同居させながら、それこそ“毎日”、いや、毎分・毎秒、その二人の感情の起伏を表情や言葉尻から気配り、場を丸く収めるだけの器量・バランス感覚を自分が有しているとは思えないのだ。たぶん、1ヶ月も続けたら発狂してしまうに違いない。



 



とにかく「この夫婦のカタチが一番の理想なんだ」と、夫が妻二人を洗脳できるかどうか……そこが一つのポイントになってくるのではなかろうか? 同記事には、夫婦3人のスリーショットや家族全員の写真も多く掲載されている。どれを見ても3人が3人とも、不自然なほどに破顔した笑みを浮かべていた。もしかすると、この“顔面の筋肉だけで造る貼り付けたような笑顔”こそが、一夫多妻の関係を継続する重要なコツなのかもしれない。


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