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【働く女の「モテ道場」】婚活アドバイザーは見た! 30過ぎても金銭感覚がユルい女性の実態




夫と「財布」を分けていた妻が、夫に内緒で借金をこしらえていた、というエピソードが話題になっていました。昨今、借りやすく使いやすいカードローンの普及で、主婦や若年層が借金地獄に陥っていることが方々から指摘されています。



 



便利な時代だからこそ、身分不相応な金額を使ってしまう人は男女問わず少なくないのかもしれませんね。そうした相手を見抜くコツを、結婚相談所の代表であり、現役婚活アドバイザーの私が解説しましょう。



 



 



■「結婚してATMになるのは嫌だ!」



 



まず、なぜ借金をこしらえてしまうのでしょうか。複雑な事情を抱えた方もいるとは思いますが、簡単に言えば、「入ってくるお金」より「出ていくお金」のほうが多いからです。会社経営や投資ならまだしも、お小遣いや家計レベルでショートしているって、いかがなものでしょう? ハッキリ言って、計算ができない証拠ですよね。



 



自分の身の丈に合わないことをしている自覚がない――。そういう人は、付き合っても相手の懐事情を考えず、「あれ買ってこれ買って! だって記念日だから」と身の程知らずの理想を追い求めるでしょう。一方、自分の身の丈に合った金銭感覚を持っていれば、何でも当然に思わず、小さなことでも感謝できるはずです。



 



イマドキの男性は稼ぎが少ない。だからこそ、「結婚してATMになりたくない」という気持ちが強いのです。女性の年収にはうるさくなくても、浪費癖には厳しいもの。



 



男女とも、無意識に「夫の給料は妻が管理する」と思っているんですよね。共働きなら財布は別でいいのに、男性は「家計を預けたら自分のお金を使い込まれるんじゃないか?」と恐れ、金銭感覚のユルい女性を結婚相手から除外しようとするのです。



 



 



■「君に託したい」と言わせるテクニック



 



私の結婚相談所で、こんな例がありました。34歳で年収900万円の女性と、38歳で年収600万円の男性がお見合いをしました。女性は年収も貯金もあり、相手の年収にこだわらないタイプ。相手の貯金額も聞かず、結婚後も「家計は旦那さんの『言い値』に合わせてやりくりする」と言いました。



 



結婚後、旦那さんから預かったお金は、月に20万円。彼女は家計簿をきっちりつけて、10万円も残していたんだそうです! 彼のほうが驚いてしまって、今までコツコツと4000万円も貯めていた通帳をドーンと渡して、「君に託したい。これからは、毎月お給料も全額渡すよ」ですって。彼女の方が高年収で身なりも派手だったので、「もしかしたら金遣いの粗いタイプかも……」と思っていたところ、意外な堅実さに胸を打たれたのでしょう。



 



 



■せっかく1000万円男性を捕まえたのに…



 



一方で真逆の例もありました。33歳で年収250万円の女性と、43歳で年収1000万円の男性がマッチングしました。女性の方は1000万円男性を捕まえたと浮かれ、高額の指輪を買わせたり、新婚旅行はビジネスクラスじゃなきゃイヤと騒いだり……。結局、彼の方が「財産目当てじゃないかと不安になって、信じられなくなった」と切り出し、破談になってしまったのです。



 



ほかにも、結婚後、旦那さんが海外に単身赴任したら、知らぬ間に妻が貯金を1000万円も使い込み、離婚したというパターンもありました。毎月旦那が送金していた分はすっからぴんに使っちゃって、子どもの給食費すら払っていなかった……というから酷い話です。



 



挙句、男を作って逃げてしまったらしく、「堅実でまじめな女性と再婚したい」と結婚相談所にいらっしゃったのでした。金銭感覚も股もユルいなんてトンデモなさすぎて大いに呆れたものです……!



 



 



■「結婚したら人の金を使っていい」わけがない



 



最近は、奨学金とかリボ払いの支払いが残っているのに、「結婚後はパートや非正規雇用につきながら専業主婦希望」とおっしゃる方も多いようです。



 



「結婚前の借金ですから、お相手に告げますよ」と指摘すると驚くようですが、「結婚したら返してもらえる」と思っているなんて、図々しすぎてこっちがビックリ。結婚したら、人のお金を使っていいなんてルールはありません!



 



以上、金銭感覚についてでした。婚活アドバイザーの立場では、「35歳になったら年収の2倍以上の貯金額にすべき」と指導しています。貯金は1日にしてならず、です。30歳になって独身だったら、婚活と自分磨きに使えるように、1日も早くやりくりスキルを身につけてください! そのほうがよっぽど明るい未来に繋がりますよ。


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