カゴメ株式会社 は、女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科 給食・栄養管理研究室(石田裕美 教授、伊藤早苗 助教)との共同研究により、トマト減塩食(*1)の摂取で、減塩効果(*2)指標が大幅に改善することを、ヒト試験で明らかにした。
通常料理の調味料(みそ、しょうゆなど)を減らし、代わりにトマトケチャップやトマトソース、トマトを取り入れることで、減塩効果が期待できることが分かった。
*1:減塩と香味維持を目的とし、減塩で減らした調味料(みそ、しょうゆなど)の代わりに、うま味であるグルタミン酸を含むトマトケチャップやトマトソース、トマトを使った料理を「トマト減塩料理」、そのトマト減塩料理を組み込んだ食事を「トマト減塩食」とする。
*2:減塩効果とは、尿中ナトリウム/カリウム比(次頁に解説)の低下を指す。
塩分を摂りすぎると、「ナトリウム」と「カリウム」のバランスが崩れ、「のどの渇き」「むくみ」のほか、「高血圧」の原因に。日本の高血圧の患者数は4,300万人にのぼると言われている。
以上の結果より、トマト減塩料理は調理が簡単でおいしく減塩できる料理であることが示された。
カゴメは今後、トマト減塩料理の香味の改善やバリエーションの拡充と共に、トマト減塩料理を用いた減塩の研究や普及を進めていく。
日頃の塩分摂取が気になる方はぜひ、トマト料理による減塩を試してみてほしい。
【参考】
※カゴメ「トマトでおいしく減塩プロジェクト」サイト
http://www.kagome.co.jp/campaign/genen/