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美しさと賢さは両立できない?35歳から目指すべき”ワガママな女”とは







昔から天秤にかけられるもののひとつに、女性の美しさと賢さがあります。



「頭はいいけど顔はいまいちな女性と、美人だけど頭が悪い女性、どっちがいい?」なんて質問を、どこかで目にしたことがある人も多いでしょう。



女性の多くは前者を、逆に男性の多くは後者を選ぶのが世の常ですが、くだらないとはわかっていても、つい、ネタに乗っかってしまった経験はありませんか?



でも、美しさと賢さは本当に両立できないものなのでしょうか? もしかしたら、ふたつの両立を妨げているのは、あなた自身なのかもしれません。



 

あなたはどっち?マスカラ選びに見る女性の傾向





まずご紹介したいのが、株式会社伊勢半が20~30代の働く女性500名を対象に行った、「マスカラ選び」をテーマにした調査結果です。



マスカラ選びで重視するポイントについて、カールの持続性を重視する「耐久カール派」 か、マスカラクレンジングの手軽さを重視する「ラクOFF派」かを調査したところ、「耐久カール派」が62%、「ラクOFF派」が38%という結果になりました。



やや「耐久カール派」が多いものの、その割合は6:4と拮抗しています。



さらに、耐久カール派は「美容に関する話題が好き」と答えた人の割合が67%で、一方のラクOFF派は58%。また「いつでも目をぱっちりさせていたい」と答えた人の割合にいたっては、耐久カール派は84%、ラクOFF派は64%と、2割も差が付く結果になりました。



どうやら女子力の高さは、耐久カール派に軍配があがりそうですね。しかし質問の内容を変えると、形勢がそっくり逆転することに。



「自分はまじめである」と答えた人の割合は、ラクOFF派は80%、耐久カール派は74%。また「専用クレンジングが不要なマスカラは経済的だと思う」と答えた人はラクOFF派87%、耐久カール派66%と、こちらも2割の差が付きました。



家計のことまで考えてコスメを選ぶ堅実さは、ラクOFF派が一歩リードといったところでしょうか。



 

女性を分類する文化に、慣れてしまっていない?





調査結果からは、耐久カール派は見た目を重視していて、ラクOFF派は堅実さを重視しているようにもとれますが、実際はどちらも重視したい女性は多いと思います。



でも今回に限らず、女性を安易に分類するような場面に出くわすことって、多いですよね。むしろ女性側も、当たり前のように分類されることに、慣れてしまっているのかもしれません。



でも、どちらかを選ぶという発想は、もう今の時代には合っていないようにも感じます。







同調査でも、「両方を叶えるマスカラがあれば、ほしいと思う?」という質問に対しては、耐久カール派もラクOFF派も、90%以上の人がYESと回答しています。



つまり本音では9割の人が、美しさと堅実さ、その両方を兼ね備えていたいと思っているのです。



それはきっと、人生にも当てはまること。仕事も結婚も出産も子育ても友情も趣味も、全部欲しい! ……本心ではそう思っているのに、どこかで取捨選択をしてはいませんか?



そうした願望の障害になっているのは、他でもない、自分自身なんですよね。



 

35歳からは自由に、そしてワガママに





若いころは周りの目を気にして、何かを選択する場面に出くわしたとしても、本当の思いを押し殺してしまったこともあるでしょう。



でも、欲しくないものを選んだところで、得るものは何もありません。それに本心を押し殺して次のチャンスを待てるほど、人生は長くはありません。



35歳からは「欲しいものは欲しい」と、声に出せる強さを持つべきです。そして同時に、手に入れるための努力をしましょう。その意味では、本物の美しさと賢さが身に付くのは、これからなのです。



待っているだけでは何も転がり込んで来ないことは、経験を重ねたみなさんならご承知のはず。もっと自由に、もっとワガママになりましょう。



それに「自由でワガママ」なんて、女性にとっては最高の誉め言葉だと思いませんか?
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