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【連載】専門家おすすめのコードレススティッククリーナー--第1回 見るべきポイントは6つ



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今年も残すところあと1カ月ほどとなり、年末が近づいてきました。年末と言えば、大掃除。日ごろは手が届かないところまで丹念に掃除をして、新しい年をスッキリとしたすがすがしい気持ちで迎えたいものですね。とはいえ、実際には日常のお掃除ですらままならないという人も多いのではないでしょうか。


というわけで、年が改まるこれを機に、筆者が推奨したいのは"小掃除"の習慣。掃除というのは後回しにすればするほど、汚れが溜まってどんどん大変になります。小さな汚れを見て見ぬふりをしているうちに、大掃除の時期を迎えてしまうなんてことになりがち。重労働になればなるほど億劫になり、また放置の悪循環。そんな生活から来年は脱却してみませんか。

そこで、来年への準備ということでこの時期に購入を検討してほしいのが「スティッククリーナー」です。筆者の経験上、掃除機というのは使用感が快適であればあるほど、効率よく作業が進んで、意欲にもつながっていきます。それを叶えるために、スティッククリーナーは最善の手段の1つとも言えます。

今、コードレススティッククリーナーがおすすめな理由


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三菱電機から10月に発売された「iNSTICK ZUBAQ HC-JXH30P」

実は、昨今の掃除機市場のトレンドは、コードレススティック型がキャニスター型を上回り、主流となっているのが実状。その要因の1つには、まずはバッテリーの進化が挙げられます。

ひと昔前のコードレススティッククリーナーは、運転時間が短かい、吸引力が弱いといった弱点がありました。ところが、近年の技術の進歩によりバッテリー性能が向上。いまやキャニスター型に匹敵する吸引力を維持しながら、1時間近く連続運転可能な機種が増えました。

キャニスター型と性能自体に遜色がなければ、もちろん使い勝手がよいのはコードレス式です。コードレススティッククリーナーなら、電源プラグの抜き差しの必要がなく、コードの煩わしさもなく、使いたい時にサッと使うことができるため、まさに"小掃除"にうってつけなのです。部屋のゴミが気になった時にその都度ササッと掃除をしてしまえば、時間をかけずにいつでも部屋をキレイな状態に保つことができます。

とはいえ、もちろん現在販売されているスティッククリーナーの全製品がキャニスター型と同等の実力を持つというわけではありません。購入の際には、以下の6項目をチェックしましょう。

コードレススティッククリーナー、購入時に見るべきポイント

バッテリーの種類

高性能な製品で採用されているのは、「リチウムイオン電池」。他の電池に比べて、エネルギー密度が高く、同じパワーでも軽量小型化ができる点が特長です。また放置しておくと自然に放電してしまう現象の「自己放電」が少なく、継ぎ足し充電による性能劣化がないため繰り返し充電に強く、寿命が長いのも特長です。最近のスティッククリーナーで採用されているバッテリーの主流はリチウムイオン電池ですが、安価な機種ではニッケル水素電池が使われている場合もあるので確認しましょう。

連続運転時間

コードレスクリーナーの連続運転時間は、バッテリー性能に左右されます。電力消費は吸引力の強さにも関係するため、一概に運転時間の長さを言うことはできませんが、カタログの仕様表に必ず記載されている「連続運転時間」をチェックしましょう。小掃除の習慣があれば、30分~1時間程度で概ね大丈夫です。

充電時間

バッテリーが空の状態からフル充電するまでの充電時間も重要な要素。連続運転時間が足りない場合には、復旧までの充電時間がカギになります。交換式のバッテリーが付属されていれば、予備のバッテリーでより長時間使い続けることができます。


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アイリスオーヤマから2018年6月に発売された「極細軽量スティッククリーナー IC-SLDCP5」

充電方法・収納方法

コードレススティッククリーナーの充電は、本体に充電アダプターを直接挿すという方法や、専用のスタンドで行う方法、バッテリーのみを取り外して他の場所で充電できるなど、そのスタイルは機種によって様々。充電台は収納スタンドを兼ねる場合が多いので、その場合には収納場所や設置場所を考慮して合致するものを選びましょう。

重量

本体にバッテリーを搭載するコードレススティッククリーナーはそのぶん重量もかさみます。重さは操作性に直結する要素なので、必ずチェックしたいです。同じ重さであっても重心バランスなどにより手元にかかる負担感には差異があり、ヘッドブラシの形状やアシストモーターがあるか否かでも操作性は変わってきます。できるだけ店頭で確かめた上で、自身にしっくり合うものを見定めてください。

付属品

スティッククリーナーは、パーツの取り外しや付け替えにより、ハンディ掃除機やふとんクリーナーとしてマルチに使える製品がほとんどです。その際の使い勝手を左右するのは付属品。家庭によって要不要な場合があるため、念のためチェックしましょう。


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日立アプライアンスのコードレススティッククリーナー「パワーブーストサイクロン」。上位モデルの「PV-BFH900」には2WAYすき間ブラシ、ハンディブラシ、ほうきブラシなどが付属

ちなみに、掃除機のスペック表でおなじみの項目として「吸込仕事率」があります。この項目、実はコードレス掃除機には記載がありません。これは、掃除機の吸引力をワット数で示した指標ですが、コードレス掃除機の場合には、日本電機工業会規格で定められた基準がないためです。


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アイリスオーヤマから2018年6月に発売された「極細軽量スティッククリーナー IC-SLDCP5」

しかし、この数字は掃除機にヘッドを取り付けない状態で、空気を吸い込む力を計測したもの。実際の吸引性能は、取り付けられるヘッドやブラシの種類、フィルターの目詰まり状態、紙パック式の場合は溜まったゴミの量などの要素によっても左右され、必ずしも吸込仕事率がよいものを選ぶべき、というわけではありません。あくまで吸引性能を表す指標の1つであるということを理解しておきましょう。

一般に、最新の高価格帯のモデルであれば、いずれも性能に関しては消費者の不満のないレベルに一定の基準を上回っていると言ってもいいでしょう。むしろ違いは操作性やその他の付加機能。そこで、次回からは、コードレススティッククリーナーの最新モデルの中でも、筆者が"一芸アリ"と感じたおススメの3製品をご紹介していきます。


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