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今年12月1日に本放送が始まる「新4K8K衛星放送」。「フルハイビジョン放送(2K)」と呼ばれる現在の地上デジタルに比べて、4Kの場合は4倍、8Kの場合は16倍となる高画質な映像を楽しめるようになります。

4K8Kって結局なんなの?

テレビの画素数で言うと、約207万画素の2Kに対して、4Kが約829万画素、8Kが約3318万画素にもなります。大きな画面では少しぼやけてしまうこともあった映像も、くっきりと高精細な映像になります。8Kに至っては、隣に実物を並べても見分けがつかないほどのリアルさで、人間の視覚能力で画質の差を識別できる限界とまで言われています。

しかし、こうした映像をテレビで楽しむためには、まずは放送局が流す電波(信号)がその方式に対応している必要があります。それが始まるのが12月1日の「新4K8K衛星放送」の開始ということです。もちろん、今見ているハイビジョン(2K)の地デジ放送やBS / CS放送は継続されるので、それに4K8K用の放送局として「新4K8K衛星放送」が新たに加わるということになります。

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10月15日、世界初の8Kチューナー内蔵テレビとして発表されたシャープの「AQUOS 8K」(11月17日発売予定)

4K8K放送を見るために必要なもの

つまり、テレビに高画質な映像を求めない視聴者は、現状の地デジ放送やBS/CSをそのまま楽しめばOK。新しい「新4K8K衛星放送」を楽しみたければ、各家庭では受信のためのテレビ・チューナーを用意する必要があります。

また、もう1つ忘れてはならないのがアンテナです。既存の「BS / 110度CSアンテナ」でも最近のものであれば一部制約はあるものの受信可能なものもあります。しかし、ブースターや分配機など様々な機器の交換が必要な可能性もあり、新規でアンテナを取り付ける場合のみならず、電器店にまずは確認や相談をしましょう。

マンションの場合は?

共用アンテナを使用しているマンションなど共同住宅の場合は、各住戸では対応が難しいことも。そんな場合には、光回線などを通じたインターネットサービスやケーブルテレビ経由で受信するという選択肢が賢明。アンテナで電波を受信するのではなく、専用設備で受信した放送を光信号に変換して、光ファイバーなどを通して家庭にまで伝送します。家庭側には専用の装置を設置して対応テレビにつなぐことで、「新4K8K衛星放送」を楽しめるようになります。アンテナ工事や設置の必要がない上に、電波の受信障害も起きにくいというのもメリットです。

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シャープ「AQUOS 8K」、発売時の市場想定価格は80インチで200万円前後(税抜)、60インチで75万円前後(同)。発売元のシャープでは2020年の東京オリンピック以降、大型テレビの半分を8K対応にする意向

「4Kテレビで4K放送が見られない」問題

そして、もう1つ注意したいのは、2018年5月までに販売された「4K(対応)テレビ」では、「新4K8K衛星放送」が視聴できないこと。実は、それ以前に「4K対応テレビ」として販売されていたものは、4Kチューナーが内蔵されていない4Kテレビのこと。さらに、「4Kテレビ」として販売されていたものは、4Kチューナーを内蔵してはいるものの、「スカパー! プレミアムサービス(124/128度CS放送)」の4K放送の受信用で、新放送に対応したチューナーは内蔵されていないのです。

ちなみに、「新4K8K衛星放送」の視聴が可能な4Kテレビとして日本で初めて登場したのは2018年6月に発売された東芝の「REGZA」(レグザ)の4Kシリーズです。他メーカーからも続々と登場する見通しですが、「4Kテレビ」や「4K対応テレビ」と書かれていても、「新4K8K衛星放送」用のチューナーを内蔵していなければ、別途チューナーの購入が必要になるので間違えないように注意しましょう。


情報提供元:トクバイニュース
記事名:「4Kテレビで4K放送が見られない! 対応法と…そもそもの「4K8K」解説