manga20160627

日々更新されるWebマンガ。大手出版社も本腰を入れ始め、その量たるやハンパな数ではなくなってきた。いくら我らがマンガ大好きジャパニーズだとはいえ、すべてを追いかけるには時間がいくらあっても足りないことだろう。積んどくことができない媒体なのも悩ましいところ。そこでmitokでは絶対に外せない注目作品を定期的にご紹介。Webマンガ、これを追うべし!

LINK/宵野コタロー『終末のハーレム』 少年ジャンプ+連載

ジャンプ本誌にも増してエンタメ性を第一に、ネット世代のドライな感性や露骨に過激な表現を貪欲に取り入れた作品がちらほら目立つジャンプ+。新連載の本作はとりわけ、少年誌はもとよりヤング誌すら飛び越えて完全にエロ漫画すぎる設定を盛り込んで話題を集めているようです。

2040年の近未来。医大生・怜人は細胞硬化症という死病に罹り、開発予定の特効薬を待ってコールドスリープに入る。5年後、無事に特効薬で回復して目覚めた怜人の前には、謎の「Male Killer(男殺し)ウイルス」が地球全土でパンデミックを起こし、99.9%の男性が死滅した世界が広がっていた。その人口、女性50億人に対して男性5人。人類滅亡阻止のため、数々の女性とのメイティング(種付け)を要求される怜人だが、誘惑を退けて行方不明の恋人・絵理沙を探すことを決意する。

という大筋なのですが、エロ漫画的な手っ取り早いポルノ特化の設定を少年誌的連載漫画の枠組みでどう調理するのかがちょっと未知数なエロティックSF。おバカな舞台設定を成立させるための説明付けは頑張って詰め込まれてはいるものの、現状SF的な新奇性はなく処理自体はざっくばらん。第3話までは前置きが続く印象で、「こういう話なら1話でセックスしなきゃダメじゃね?」という煮え切らなさと力点の不在感は正直あるかも。

ってことで見所はやっぱり、乳首が解禁されたと思いきや後日バッサリ修正されてたりするエッチな描写の数々。こちらもエロ漫画かお色気バトルアニメ的にほぼ巨乳しかいない組み方で、どちらかと言うと成人女性の熟れた肉体にこだわりがうかがえる筆致です。そうした素朴で健全なお色気センスとハーレム的状況の気持ち良さ自体で引っ張る作りなので、ハードコアなハーレムラブコメに見られる作者の歪んだリビドー全開な萌えキャラみたいなヤツが不在なのが勿体無いと言えば勿体無いかも?

今後は種馬不可避なぶっ飛んだ設定のもと、いかに主人公が貞操を守っていくか、という作劇の妙に面白ポイントが生まれそう。エロ漫画的狂気と少年誌的理性の狭間でどんなお話が展開されるのか、期待大の一本です!

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『終末のハーレム』掲載情報

・作者:LINK/宵野コタロー
・掲載メディア:少年ジャンプ+

 

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情報提供元:ミトク
記事名:「【Web漫画】ジャンプなのに完全お色気漫画設定すぎる……『終末のハーレム』の先が読めなくて超ドキドキする!