こんにちは！ポートランド在住の東リカです。今年も北米最大規模のビールの祭典「オレゴン・ブリュワーズ・フェスティバル（Oregon Brewers Festival）」がウィラメット川沿いのウォーターフロントパークで４日間に渡り開催されました。
今年で31回目を迎えるこの祭典には、80ものクラフトビール・ブルワリーが参加し、大盛況！
今回は、会場で出会ったビール好きにおすすめのビールを聞いて、そのビールを飲んでみる "突撃ビールリレー" に挑戦してきました。会場の様子とあわせてお楽しみください！
ビール女子に聞く！お気に入りのビールはどれ？
まずは、真夏日のポートランドで、冷たいビールを楽しんでいたビール女子３人組を直撃！
プレッツェルのおつまみネックレスも装備し、気合い十分の彼女たち。「ヘイジービールが大好きなの！」と勧めてくれたのは、Fort George Brewery（フォート・ジョージ・ブルワリー）の『It Takes Two to Mango』。
会場は、40のブルワリーずつサウステントとノーステントに分かれています。まずは、勧められた Fort George Brewery が入っているサウステントエリアに向かいましょう！
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人気ビール目当てに長蛇の列！
1杯目：Fort George Brewery
Fort George Brewery は、オレゴン州北西の海沿いの街、アストリアにあるブルワリー。今回のフェスタで提供していたマンゴー・ヘイジーIPA『It Takes Two to Mango』は、苦味が少なくフルーティーなのに、さっぱりとした味わいでとってもおいしかったです。
会場でも大人気で、このビールの前には長蛇の列ができていました。「また飲みたいな」と最終日に戻ったのですが、予想通り売り切れていました…。
そんな大人気のヘイジーIPAを注いでくれたスタッフが、「同じくらい気に入っている」と教えてくれたのが、Great Notion Brewing の『Juice Jr.』です。次は、ノーステントへ！
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セッショナブルで飲みやすい一杯
2杯目：Great Notion Brewing
Great Notion Brewing は、ジューシーなニューイングランド（ヘイジー）IPAで知られるポートランドのブルワリー。彼らの名作『Juice Jr.』も、期待通りまろやかで飲みやすいヘイジーIPAです。セッショナブル（アルコール度数を抑えた）IPAなので、暑い太陽のもとゴクゴク飲むのにぴったりです。
このビールを注いでくれた「サワービールが大好きなの！」というスタッフのおすすめは、Old Market Pub &Brewery の『Punchy Peach』です。
あらま、またサウステントに戻らなきゃ行けません。いやあ、暑いなあ。
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疲れが吹っ飛ぶすっぱ〜いビール
3杯目：Old Market Pub &Brewery
さて、サウステントに到着しました！Old Market Pub &Brewery は、ポートランドのブリューパブのパイオニアの1つ。フェスタで提供していた『Punchy Peach』は、爽やかで酸っぱいサワービール。目がさめ、疲れが吹っ飛びました。この会場にぴったりかも！
さて４杯目なのですが、なんとこちらのボランティアスタッフの方が「私が好きなのはサイダーなんです」とおっしゃるので…、（そちらも気になるのですが）ちょっと仕切り直します。
最初のビール女子たちが「これも捨てがたいの」と言っていた pFriem Family Brewers の『Mango Milkshake IPA』を試してみましょう！
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まるでデザート！注目の一品
4杯目：pFriem Family Brewers
pFriem Family Brewers は、コロンビア渓谷沿いの街、フッドリバーにある注目のブルワリー。今回のフェスタに持ち込んだのは、今年流行しそうなラクトース入りのミルクシェークIPA『Mango Milkshake IPA』です。味はクリーミーで甘く、まるでデザートみたいです。
こちらも人気で、最終日にはソールドアウトとなっていました。
ちなみに、スタッフさんは「まだ全然、ビールを飲めてないの！でも、全部おいしいと思うから、もうぜーんぶおすすめ！」とのこと。
80種類…どうすれば飲みきれるのか分かりませんが、会場には試してみたいものが本当にたくさんあります。流行のヘイジー系、夏らしいフルーツやココナッツ、キュウリを使ったもの、それにフェスティバルらしく胡椒や海藻、イカスミなど入りの実験的なビールが多い印象でした。
ちなみに上の写真のイカスミ入りは、海の味。「牡蠣の味がするビールだけど、大丈夫？」とスタッフが聞くたび、「遠慮しときます」と去っていく人が多くて笑ってしまいました。
世界からビール好きがやって来た
毎年7万人が来場するというこのフェスティバル。会場には、来場者が自分の出身地をピンでマークするアメリカ地図と世界地図が設置されていました。
日本からも大勢の人が参加したようですね。
せっかくなので、私も日本にピンを刺そうとしていたら、「中国にブルワリーを買ったんだよ！僕がピンを刺すのはここ！」というオランダ人の方が声をかけてきました。
このフェスティバルのグラスに書かれた「ビールが友情を育む（With Beer Brings Friendship）」の言葉通り、世界中のビール女子と知り合うチャンスかもしれません。
ビール女子には、ぜひ1度来て欲しい！
このイベントに入場料はなく、ビールを飲みたい人は専用のグラス（$7）を購入。その上で、1つでテイスティング、4つあれば１杯飲めるトークン（$1）を購入する仕組みです。
未成年も入場できるので、家族で音楽ライブや食事、買い物なども楽しむこともできます。
開催は毎年7月の最終週末の４日間（木曜日から日曜日）。ビールを愛する方には、ぜひ一度、遊びに来て欲しいと思います。
みんなで、「かんぱーい！」ってしましょう！
大谷翔平・野球ニュース