ビールを注文するときは「銘柄」「サイズ」などを選ぶのが普通ですよね。
しかし、広島で行列のできる店「ビールスタンド重富」では、ビールの注ぎ方を選ぶことができます。
“同じビールでも、注ぎ方によって味わいが変わる。”という体験を、8月3日（金）～5日（日）の期間だけ、東京・銀座にあるひろしまブランドショップ TAUで楽しむことができます。
広島で行列がたえないお店のレアな体験が東京でできるチャンス！ 体験したことのある人も、初めての人も要チェックです。
注ぎ手は「ビールスタンド重富」店主・重富 寛さん
イベント期間中は、広島で「ビールスタンド重富」を営む三代目店主の重富 寛さんが注いだビールが販売されます。
ビールスタンド重富
昭和初期に重富酒店の初代が生ビール（樽生）に出会い「広島の人に美味い生ビールを飲ませたい」と、西宮の麦酒工場でドイツ人技師より生ビールについて伝授され、戦前・戦後と広島の飲食店に生ビールの指導を行った。自らの店でも夕方のみ生ビールを提供。その想いを受け継いだ三代目（重富寛さん）が、2012年に「広島を元気（笑顔）にする生ビールを提供する店」をコンセプトとした『ビールスタンド重富』をオープン。
〇住所：広島県広島市中区銀山町10-12
〇電話番号：082-244-4147
〇営業時間：17:00〜19:00
〇URL：http://sake.jp/beer_stand/menu/
※営業日の確認はHPよりご確認ください。
今回、重富さんが提案する注ぎ方は5種類です。
【1】一度注ぎ：ビールの爽快感の頂点、そして日本の注ぎ方の原点。一度で注ぎ切る職人技。
【2】二度注ぎ：一度注ぎの爽快感の中から旨みを引き出す。日本人の感性が生み出した技。
【3】三度注ぎ：ドイツの Seven Minutes Pils を日本の風土・味覚に合わせた注ぎ方。
【4】シャープ注ぎ：炭酸と苦みをトロトロ泡で封じ込めシャープな味。
【5】マイルド注ぎ：ビールが苦手な方向け。初体験の柔らかい泡に少し甘いビールが出来上がります。
TAUで使用されるビールサーバーは、なんと1962年製造のものを修理して現代のサーバーを取り付けたもの。つまり、昭和初期の注ぎ方と現在の注ぎ方の両方、もしくはそのコラボが実現できるということです。
今回飲めるビールは『アサヒ生ビール』。これは、重富さんのお祖父さんが80年前に初めて注いだものと同じだそうです。これが注ぎ方の違いによってどう変わるのでしょうか。
最初の一杯におすすめ！【一度注ぎ】
別名「仕事終わりの一杯」ともいわれる一度注ぎは、一杯目におすすめの注ぎ方です。爽快感を重視し、喉ごしを楽しむための注ぎ方といっても過言ではありません。
勢いよくビールを注ぐことであえて粗い泡をつくり、炭酸を飛ばします。すると喉に引っかかるイヤな感触がなくなり、グビグビ飲めるということです。炭酸が弱くなることで、ビールがもつ本来のうまみを堪能することができます。
ビールのうまみをとことん引き出す！【二度注ぎ】【三度注ぎ】
一度注ぎよりもさらに炭酸を飛ばし、ビールのうまみをたっぷり引き出したのが二度注ぎと三度注ぎです。
いずれも、まずは大胆にビールを注ぐところからスタートします。
現代のビールサーバーは注ぎ口が5mmほどなのに対し、昭和初期のビールサーバーは実は9mmです。およそ2倍近くの違いがあるので、ビールを注げる勢いがまったく違います。
泡が落ち着いたタイミングを見計らって、ビールを注ぎ足していきます。
二度注ぎは一度注ぎの爽快感を残しつつ、ビールのうまみをより味わえる仕上がりです。一方で三度注ぎは、さらに炭酸が飛んでじっくり飲みたい味わいになっています。
ビールが苦手な人に試してほしい！【マイルド注ぎ】
試飲していちばん印象に残ったのがこちらのマイルド注ぎ。ビールとは思えない甘みと、おだやかな炭酸にとっても驚きました！
まず、苦みをほとんど感じません。麦芽のうまみと甘みが引き出され、クリーミーな泡がやさしく喉に流れ込みます。
炭酸が少ないのでお腹にたまる感じはなく、ご飯のお供として飲むのにももってこいです。
「ビールが苦手でも、これを飲んで苦いという人はいません。」と、重富さん。
たしかに、これなら苦くてビールが飲めない人にも自信をもっておすすめできます！
同じ樽のビールを飲んでコミュニケーションを
重富さんは「ビールは飲む人が主役。同じ樽のビールを飲めば誰でも仲良くなれますよ。」と語ります。80年前から現在にいたるまで、製法や味は変わることがあっても、ビールの根底となるものは一緒だということですね。
ビールの味を選ぶのは当たり前のこと。ですが、「注ぎ方」にこだわってみるというのも、ビールの楽しみ方を広げる手段のひとつといえるでしょう。
なお、ビールの売り上げの一部は「平成30年7月広島県豪雨災害義援金」として被災者の方に届けられます。
広島でしか味わえない究極の生ビールを東京でも楽しめるチャンス。今だけのレアな3日間、要チェックです。
「ビールスタンド重富」の店主・システムさんがTAU再登場
（2018.08.03～08.05）
○日時：2018年8月3日（金）～5日（日）・11:00～19:00
○場所：ひろしまブランドショップTAU（東京都中央区銀座1‐6‐10 銀座上一ビルディング）
○内容：「ビールスタンド重富」の店主・重富 寛さんによる5種類の注ぎ方による生ビールの提供
○価格：1杯600円（お1人様2杯まで）
※売り上げの一部が「平成30年7月広島県豪雨災害義援金」として被災者の方に贈られます。
大谷翔平・野球ニュース