種類だけで100を超えるビール、ただ飲むだけじゃもったいない! ビールの広くて奥深〜い世界をもう少し覗いてみませんか? ビール女子編集部メンバーが、ビール好きの好奇心をかき立てる21冊の本をご紹介します。
<INDEX>
【1】 編集部メンバーの紹介
【2】 編集部おすすめのビール本21冊
1. 『日本ビール検定 公式テキスト』
2. 『ベルギービール大全<新>』
3. 『WORLD BEER』
4. 『ビール世界地図』
5. 『酒と私―NHK「趣味の手帳」より』
6. 『ビール語辞典』
7. 『ビール世界史紀行』
8. 『日本のクラフトビールのすべて』
9. 『BEER CALENDAR』
10. 『BUSINESS FOR PUNKS』
11. 『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』
12. 『リンゴのお酒 シードルをつくる』
13. 『ビールの世界史こぼれ話』
14. 『SHIORIの2人で楽しむゆるつま』
15. 『シャーロック・ホームズの料理読本』
16. 『もやしもん(8)』
17. 『目玉焼きの黄身 いつつぶす? 9』
18. 『コンビニビール大全+』
19. 『風の歌を聴け』
20. 『おせん』
21. 『オーバーフェンス』
編集部メンバーの紹介
今回はビールを愛してやまない8人の編集部メンバーが、おすすめの21冊の本を紹介していきます。
93年三重県生まれのビアソムリエ。大学ではビールの嗜好とマッチョカルチャー(男性的概念)の因果関係について研究。ビール女子編集長として、ビールの多様性を世の女性に伝えるべく日々活動しています。
ビールがもっとおいしくなる! 21冊の本
ご紹介する21冊の本は、編集部メンバーが愛読している本の中から、ビールに関する知識本、ビジネス本、コミック、小説などなど、ジャンルを問わずピックアップいたしました。
1. 『日本ビール検定 公式テキスト 2016年6月改訂版』/日本ビール文化研究会
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・2017年9月に第6回目が開催された日本ビール検定の公式テキストです。ビールの醸造方法や歴史、おいしい飲み方など、ビールに関する基本的な知識を効率良く得ることができます。この本で身に付けた知識を検定試験で確かめれば、あなたのビール愛を更に深めることができますね。(recommend by きのこ)
・ビール検定の試験対策として購入しましたが、知らないビールの世界が広がっていて大変勉強になりました。ビールの基礎知識や歴史、注ぎ方のコツまで載っています。覚えたことは、今夜の飲み会で早速披露しましょう♪(笑)(recommend by 小尾渚沙)
2. 『ベルギービール大全<新>』/三輪一記・石黒謙吾
ベルギービールに興味がある人にオススメです。この本では日本に正規輸入されているベルギービールから163銘柄が紹介されています。全てのビールが専用グラスに注がれ、ボトルと同じ縮小率で掲載されており、ひと目で大きさの比率が分かるという著者の拘りようが素晴らしいです。丁寧な解説や味を表すチャート等が紹介されていますので、いつでも予習や復習ができます。(recommend by きのこ)
3. 『WORLD BEER』/DK
DK via https://www.dk.com/uk/
英国人の著者が、計58カ国の代表的な醸造所とビールを紹介した本です。日本では入手できないビールも紹介されていますが、テイスティングノートが掲載されているので、どんな味わいなのか想像し、頭の中でビアライゼすることができます。いつか海外に飲みに行こうと計画するのも楽しみの一つです。(recommend by きのこ)
4.『ビール世界地図』/植田敏郎
古本屋で偶然出会った本。ウィットあふれるエピソードがかわいい挿絵で紹介されています。そうそう、ドイツではグラスのビールを注ぎ足すと「悪い姑をもらう」というそうです。こりゃ大変!気をつけなきゃ。(recommend by 宮原佐研子)
5.『酒と私―NHK「趣味の手帳」より』/文化出版局
昭和46年から52年にラジオ番組「趣味の手帳」でゲストが語ったお酒に関する話がまとめられたこちらも古本。『たいめいけん』の二代目茂出木心譲(もてぎしんご)さんが熱かんのビールを語っています。(recommend by 宮原佐研子)
6.『ビール語辞典: ビールにまつわる言葉をイラストと豆知識でごくっと読み解く』/リース 恵実
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ビールの初心者から上級者までゴクッと読み解ける!知識豊富な著者のほのぼのとしたイラストとウンチクがおもしろい。文化や歴史はもちろん雑学までをもカバーする、マキ姐オススメの1冊です。(recommend by 齊藤 真貴子)
7.『ビール世界史紀行 ビール通のための15章』/村上 満
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海外ビールの歴史だけでなく、日本でのルーツなど、世界の時代の流れとともに紐解くことができる一冊です。普段何気なく飲んでいるビールにこれだけの歴史があったのか! と驚きと感動を覚えます。(recommend by 酒井由実)
8. 『日本のクラフトビールのすべて』/マーク・メリ
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日本のクラフトブルワリー250社以上の情報が掲載されているビールガイドです。著者マーク・メリ氏の包み隠さない率直な意見が読み応え抜群。ビールの旅へ出かけるときに一緒に連れて行きたい1冊です。(recommend by 酒井由実)
9. 『BEER CALENDAR』/富江弘幸
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その名の通り、1年分(365本)のビールが紹介されている本です。自分の誕生日はどのビール?特別なあの日は何のビール?なんて、パラパラとめくるだけでも楽しいです。これを読んだら休肝日なんて言ってられません!(recommend by 酒井由実)
10.『BUSINESS FOR PUNKS』/ジェームズ・ワット
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クラフトビールファンなら誰もが知っているあの「BREWDOG」創始者の書き下ろし経営哲学書です。パンクの精神に基づき成功を成し遂げた彼の生き方が全面に現れていて、経営者でなくともパンクな日々のヒントをもらえるかも。(recommend by 齊藤 真貴子)
11. 『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』/馬淵知子
夜、仕事後に飲む至福の一杯。交流の場で飲むビール。本書を読むと日々飲んでいるビールが正当化されて、さらに気持良く前向きに飲めます(笑)。内科、アンチエイジング医療等が専門である著者が、太りやすいなどのマイナスイメージもバッサリ。今夜も美味しく適量を飲んで自身のパフォーマンスを高めましょ。(recommend by 福岡 桃子)
12.『リンゴのお酒 シードルをつくる: ミードとフルーツビールも』/アドバンストブルーイング
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『いつかビールを作ってみたい!』そんな思いをめぐらすビール女子もいるのではなかろうか…。まずはビール作りの前にクラフト界ではお馴染みの、シードルに挑戦してみるのもお酒の仕組みがより理解出来てベスト! 巻末にはフルーツビールの作り方も。(recommend by 齊藤 真貴子)
13.『ビールの世界史こぼれ話』/端田 晶
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ビールに関する膨大な情報が載っています。しかもわかりやすく楽しい。雑学知識が豊富で、読んでいて全く飽きません。この本を読み終わった後、ビールがもっともっと好きになっていると思います。ぜひ冷えたビールを片手に読んでみて下さい。(recommend by 小尾渚沙)
14.『SHIORIの2人で楽しむゆるつま』/SHIORI
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アボカドキムチに、しいたけゆずマヨ焼きに、ささ身とアスパラの春巻きに…とパッと作れる簡単なおつまみが満載。キッチンで味見をしながらついビールに手が伸びてしまっています(笑)。味つけも飲兵衛向けなので、きっとあなたもビールが止まらなくなるはず!(recommend by 小尾渚沙)
15.『シャーロック・ホームズの料理読本』/ファニー・クラドック
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ホームズの下宿で長年腕をふるったハドソン夫人がレシピの数々を紹介。ホット・エールやハギスは、まさにこのクリスマスに楽しみたいレシピ。読みながらエールビールを味わえば、心はロンドンへと誘われます。(recommend by 宮原佐研子)
16.『もやしもん(8)』/石川 雅之
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・ビール好きの元祖バイブル。クラフトビールが好きになり、どっぷりはまった6、7年ぐらい前に、これを読んでないのはもぐりと言われて即読んだ漫画。この号はビールが主役でベルギーやドイツビール、日本の地ビールなどの話が展開されます。頭でっかちな知識で地ビールの否定から入り「ビールとは何か」を模索したミス農大武藤が導き出した答え「ビールはね笑顔が一番似合う飲み物なんだよ」が沁みます。(recommend by 福岡 桃子)
・友人に勧められたのがきっかけで読んでみたら「面白い!」と、この巻だけ最初に買いました(笑)農業大学を舞台にした漫画なのですが、8巻はまるっと全てビールのお話。学生がイベントを作り上げて行くワクワクとした高揚感に一気に引き込まれます。楽しく、気づいたらビールの情報があれこれ知れるのでぜひ手にとってみてくださいね!(recommend by 酒井 萌)
17. 『目玉焼きの黄身 いつつぶす? 9』第50話・第51話/おおひなたごう
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第50話・第51話の「生ビールと瓶ビール どっち飲む?」は、ビール好きなら読んでおきたいお話です。生ビールと瓶ビールの違いや、最近流行りのクラフトビールについてなど、ユーモアあるストーリーでするすると読めてしまいます。(recommend by 酒井由実)
18. 『コンビニビール大全+』/悪人酒場
ありそうでなかった、コンビニビールに特化したハンドブックです。近所のコンビニに置かれているビールの紹介だけでなく、購入時や保管する際のポイント、家飲みの楽しみ方など、知っておきたいコンテンツが盛りだくさん。この一冊があれば、毎日のコンビニビールがもっと楽しくなります。(recommend by 酒井由実)
19.『風の歌を聴け』/村上春樹
言わずと知れた村上春樹氏のデビュー作。酒を飲み始めた頃にこの本と出会い、青春にはビールが付きものなのだと知った。格好悪さも、もどかしさも、ビールで流してしまえばいい。たとえ忘れることなど出来なくても。(recommend by 植井 皐月)
20.『おせん』/きくち正太
とにかく主人公の飲みっぷりが素晴らしい。小粋に江戸言葉を使いこなし、毎晩浴びるほどに酒を飲み、二日酔いの朝風呂から一日を始める。この漫画を読んで酒を飲みたくならないやつを、私は酒好きとは認めない。(recommend by 植井 皐月)
21.「オーバーフェンス」(『黄金の服』収録)/佐藤泰志
2016年、蒼井優×オダギリジョーで映画化もされた作品。生きることの哀しみと、その奥にある愛しみに満ち満ちている。主人公が冴えない仕事終わりの習慣で弁当と共に買って帰る缶ビールに、余計な共感で胸が締め付けられる。(recommend by 植井 皐月)
以上、『ビールがもっとおいしくなる! 編集部おすすめの21冊のビール本』をご紹介しました。気になるビール本はありましたか? 知っているようで知らないビールの世界。その世界を覗くことで、いつものビールがもっと楽しくなるはず。
さあ、今夜はビール片手にどんなお話に出会えるかな?