島根県、年末年始を彩る冬の体験「温活」と「縁活」が話題。
この冬、島根県の温泉や食、そして神社巡りを通じて、新たな魅力を届ける取り組みが注目されています。
温泉宿「なにわ一水」は、松江しんじ湖温泉に佇み、宍道湖の絶景を望むことができる宿として知られています。特に、リニューアルされた露天風呂や展望風呂付きの客室が人気を博しており、湯上りの肌はしっとりと潤いを保つと評判です。
また、創業250年を誇る「旅館ぬしや」では、有福温泉の「美人の湯」が訪れる人々の肌を美しく整えます。冬の食文化としては、体を温める出雲そばが挙げられ、その独特の食べ方と栄養価の高さで親しまれています。さらに、大田市の大あなごは、その味わいと栄養価で冬のスタミナ源としても注目されています。
縁結びのパワースポットとして名高い出雲大社は、初詣の目玉として約60万人の参拝客が訪れるなど、島根県の「縁活」を象徴する存在。また、太皷谷稲成神社や八重垣神社、美保神社など、恋愛成就やご利益を求める参拝者が多く訪れる神社も島根県には多数存在します。
島根県立美術館、国内外でも有数の「北斎コレクション」を展示中
島根県立美術館には、国内外でも随一の規模を誇る「北斎コレクション」があります。このコレクションには、江戸時代を代表する浮世絵師・葛飾北斎の作品が1,600点以上含まれ、弟子たちの作品や関連資料を合わせると2,500点にも上ります。
貴重な《冨嶽三十六景》や『北斎漫画』など、北斎の代表作はもちろんのこと、世界で唯一確認されている作品もあり、まさに貴重な資料の宝庫となっています。特筆すべきは、これらのコレクションの大部分が、島根県出身の北斎研究者・永田生慈氏からの寄贈品である「永田コレクション」である点です。寄贈の際に「島根県内でのみ展示」という条件が設けられており、このため、島根県外では見ることができない、まさに「県外不出」のコレクションとなっています。
2023年12月23日から2024年2月12日まで、若き日の北斎を掘り下げた「北斎展」が島根県立石見美術館(益田市)で開催される予定。この展覧会では、これまでにない新出の肉筆画が公開されるほか、石見特別版として永田コレクションの全貌が明らかにされます。
詳細は島根県立美術館の公式サイトで確認できます。 美術館の展示を通じて、北斎の世界に深く触れるまたとない機会をお見逃しなく。