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西島秀俊、芸能界屈指の甘党ながら「体重を落とさなきゃいけない役で3カ月、食べていない」


映画「蛇の道」完成披露舞台あいさつに登場した、左から黒沢清監督、西島秀俊、柴咲コウ、青木崇高(撮影・野上伸悟)

西島秀俊(53)が20日、東京・グランドシネマサンシャイン池袋で行われた、柴咲コウ(42)主演のフランス、日本共同製作の主演映画「蛇の道」(黒沢清監督、6月14日公開)完成披露舞台あいさつで、大好きな甘いものを3カ月、断っていると明かした。

「蛇の道」は、15年にカンヌ映画祭ある視点部門監督賞受賞などフランスと縁の深い黒沢監督が、98年に制作した同名オリジナル・ビデオ作品が原作。同監督が再映画化に加え、フランスで再び映画を撮りたいと熱望していることを、KADOKAWAがフランスの製作会社CINEFRANCEに伝え、フランスでのリメークが実現。柴咲は劇中で、ダブル主演のフランスの俳優ダミアン・ボナール(45)が演じた、8歳の愛娘を何者かによって殺され、犯人を突き止め復讐(ふくしゅう)を誓う父、アルベール・バシュレと偶然、出会い、協力する心療内科医の新島小夜子を演じた。西島は小夜子の元に通う患者・吉村役を演じ、黒沢監督とは5度目のタッグとなった。

作品がリベンジサスペンスであることにちなみ、リベンジしたいことは? と質問が飛んだ。西島は「今の役が、体重を落とさなきゃ行けない役で3カ月、甘いものを食べていない」と明かした。芸能界屈指の甘党として知られ、鋼のような肉体ながら、甘いものを切らさず食することで有名なだけに「現場で『食べないんですね?』と言われるのが、納得できない」と、甘いものを食べないと言われること自体、許し難いと口にして、苦笑した

ただ、忍耐の日も、あと1日で終わるという。「明日で終わるので、ドーナツとかケーキとか、いろいろなものを食べたい。何から食べようかな? と。プリンも食べたいし、みたらし団子…」と口にすると、小夜子の夫、宗一郎役の青木崇高(44)から「マカロン」とツッコミが入った。西島は「良いですね…高カロリーなものを食べたい」と、甘いものを食するのが、待ち切れない様子だった。

◆「蛇の道」8歳の愛娘を何者かによって殺された父、アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)は偶然、出会った心療内科医の新島小夜子(柴咲コウ)の協力を得て、犯人を突き止め復讐(ふくしゅう)することを生きがいに「必ずこの手で犯人に報いを」と殺意を燃やす。とある財団の関係者たちを2人で拉致していく中で「誰に、なぜ、娘は殺されたのか」という真相が次第に明らかになっていく。原作となった98年の作品では、幼い娘を殺された父、宮下辰雄を香川照之、宮下に協力する塾講師・新島直巳を哀川翔が演じた。

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