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生まれ変わった「関西国際空港」注目のグルメスポットは?


2023年12月5日、関西国際空港の新国際線出国エリアがオープンした。国際線利用者の増加に向けての大規模リニューアルとなり、商業エリアも大幅に刷新。オープン前日に行われたメディア向け内覧会で、大阪から飛び立つ前に立ち寄りたい「注目の新スポット」を調査した。

大きく、見やすくなった免税店

出国審査場を通過すると、まずは免税店に到着する。以前は小さな店舗がいくつも並んでいて、それぞれの店内で会計をするシステムだったが、リニューアルを経て通路を歩きながら左右に並んだ多彩な商品を楽しめる「ウォークスルー型」に進化し、日本の国際空港として最大規模の免税店となった。

また、国内の空港で初めて、お菓子を購入できるタッチパネルを導入した。モニターで商品を選択し、レジで決済を済ませ、受け取りカウンターで商品をピックアップする。日本土産を求めて混み合うエリアで、スムーズな流れを期待できるという。

関西初出店のラーメン屋が登場

免税店を抜けると、飲食店や物販店のエリアが広がっている。ここでは出発前に最後のグルメを楽しみたい。

関西初出店のラーメン屋「MENSHO」の看板メニュー「白トリュフ香る鶏白湯らぁ麺」は、じっくり煮込んだ濃厚な鶏白湯スープに昆布やポルチーニ茸の出汁を加え、白トリュフの香りを纏わせた一杯。もっちりとした手もみ麺を使用しており、食べ応えも十分だ。トッピングのチャーシューは、なんとA5ランクの黒毛和牛サーロインを使用。柔らかくしっとりとした食感で贅沢な気分を味わえる。

また「A5霜降り和牛寿司」にも注目したい。スプレー式の醤油をふんわりかけて仕上げてくれる。ひとくちで頬張ると口の中でとろけ出す、主役級のサイドメニューだ。

MENSHOグループ代表の庄野智治氏は「海外の方はもちろん、日本をしばらく離れる国内の方にも、ラーメンの良い思い出と一緒に出発してほしいです」と話す。ラグジュアリーなラーメンで空腹を満たせば、幸せな気持ちで出国できそうだ。

何杯でも飲める「やわらかいビール」

ビール好きの人には、数々の受賞歴をもつクラフトビール醸造所「泉佐野ブルーイング」が展開する「KIX BEER」をおすすめしたい。こちらも関西初出店だ。

ローストしたモルトの味わいとコーヒーのような香りに、柑橘系の苦味を特徴とした「アンバーエール」や、苦味がなくバナナのようなフルーティーな味わいが楽しめる「ヴァイツェン」など、個性豊かなビールが揃っている。また、岬町のブルーベリーや貝塚市の青みかんなど、地元で採れる旬の果物を使用したフルーツビールは、季節によってラインアップが変わるそうだ。

「やわらかいビールを目指しています。何杯でも飲めるがコンセプトで炭酸も弱いので、スルスルと飲めると思いますよ」と、代表の許校沿氏は話す。「KIX BEER」で喉を潤し、良い気分で出発してはいかがだろうか。

27種類もの水やお茶が買える「食堂」

カジュアルな食事なら、関西初出店の「日本の食堂」をチェックしたい。イートインメニューのうどんに加えて、おにぎり、サンドイッチ、サラダ、弁当などが販売されている。コンビニ価格とまでは言えないものの、他店舗と比べて値段も良心的だ(おにぎり約200円〜、弁当約400円〜)。その横にはなんと、19種類の水と8種類のお茶がずらりと陳列されている(約250円〜)。

ほかにも、スープ店「Soup五行(関西初出店)」や、寿司・和食「築地孫右衛門」、おにぎりバーガー店にカフェなど、新国際線出国エリアでは飲食店の選択肢が以前と比べてぐんと広がった。

ますます進化する関西国際空港 グランドオープンは「2025年春」予定

物販店には、アウトドアファッション店「CANADIAN MORNING &TOKO(関西初出店)」や、アニメグッズ店「Anime hunt(空港初出店)」が登場したほか、さまざまな高級ブランド店が刷新され、ショッピングも楽しめるようになった。また、待合席の不足を改善するため、中心には新たにウェイティングスペースも配置した。

今回のリニューアルは「フェーズ2」となり、グランドオープンは「フェーズ3」完了後の2025年春を予定している。進化が止まらない関西国際空港で、出発前の楽しいひとときを過ごしたい。

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